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文献詳細

雑誌文献

精神医学26巻10号

1984年10月発行

文献概要

短報

尿崩症を伴った精神分裂病における水中毒の1症例

著者: 野間口光男1 渡辺雅子1 長友医継1 松本啓1 国吉昌長2

所属機関: 1鹿児島大学医学部神経精神医学教室 2三州脇田ケ丘病院

ページ範囲:P.1117 - P.1119

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I.はじめに
 多量の飲水後に,意識障害,筋攣縮,全身けいれん発作,嘔吐などが出現し,時には死に至ることもある重篤な低ナトリウム(以下Naと略す)血症は,水中毒と呼ばれ,これまで数多くの報告がなされている2〜9,13〜20)
 最近,著者らは,尿崩症を伴った精神分裂病で,大量の飲水後に水中毒を呈した1症例を経験したので若干の考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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