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文献詳細

雑誌文献

精神医学26巻2号

1984年02月発行

特集 DSM-III—その有用性と問題点

「ICD-10」をめぐる動き—老年期精神障害

著者: 加藤正明1

所属機関: 1東京医科大学精神神経科

ページ範囲:P.167 - P.170

文献概要

I.ICD-8からICD-9へ
 周知のように老年期精神障害とくに「老年期および初老期の「器質精神病状態」に関して,ICD-8からICD-9へと変化があったのは「動脈硬化性痴呆Arteriosclerotic dementia」か,それまでは「老年性」に入れられず,動脈硬化症に伴うもの(293.0)に入れられていたことである。またICD-8で老年痴呆,その他の老年性精神病とのみあったのが,ICD-9では,老年痴呆,単純型,(290.0),抑うつおよび妄想型(290.2),急性錯乱状態を伴う老年痴呆(290.3),その他(290.8)とこまかく分類されるようになった。
 これを表示すれば表1のごとくである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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