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短報
断薬後少量の抗精神病薬により惹起された悪性症候群の1例
著者: 石原修1 斎藤信太郎2
所属機関: 1山梨県立中央病院神経内科 2山梨県立中央病院精神科
ページ範囲:P.645 - P.647
文献購入ページに移動抗精神病薬の最も重篤な副作用の1つである悪性症候群syndrome malin(以下SM)は,1960年1)来多数報告されているが,最近,我々は,5日間の抗精神病薬断薬後,ハロペリドール0.75mg1回内服と,翌日制吐の目的で注射投与されたトレステン1A(チエチルペラジン6.5mg)という極めて少量の抗精神病薬によりSMを呈した精神分裂病の1例を経験したので,若干の考察を加えて報告する。
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