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文献詳細

雑誌文献

精神医学26巻7号

1984年07月発行

特集 側頭葉障害における言語症状

側頭葉てんかんの言語障害

著者: 大橋博司1 河合逸雄2

所属機関: 1京都大学医学部精神医学教室 2国立宇多野病院(関西てんかんセンター)

ページ範囲:P.727 - P.730

文献概要

 てんかんによくみられる言語障害としては,失語,言語自動症speech automatism,言語停止speech arrest,発声vocalizationなどがよく知られている。後の2症状はPenfieldの刺激実験11,13),Hecaenらの症候論的検討(各発作が他の精神運動発作とどの程度に合併するかを調べた)7)により,必ずしも側頭葉起源でないことが明らかにされていた。
 著者らは側頭葉てんかんの言語障害について,半球優位,症候論(特に鑑別点)などを論じ,発作波の一部を提示したい。また,上記2症状以外に失語性の失読,失書などであまり注目されていない例も掲げることにする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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