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短報
Choreo-athetosis様不随意運動を伴った悪性症状群の1症例
著者: 長友医継1 渡辺雅子1 滝川守国2 松本啓1
所属機関: 1鹿児島大学医学部神経精神医学教室 2鹿児島大学保健管理センター
ページ範囲:P.766 - P.768
文献購入ページに移動向精神薬による重篤な副作用の一つに悪性症状群があり,1960年代よりフランスをはじめ各国で報告されてきた4〜6,11)。本症状群は持続性高熱,錐体外路症状および自律神経症状などの身体症状に昏迷,緘黙などの精神症状を伴い,時に死に至るケースも報告されているが7,11,12),その発生機序など不明な点が多く残されている。
著者らは,精神分裂病の患者にhaloperidol(以下HLPと略す)の筋肉内注射を行った結果,悪性症状群の症状を発呈じ,その経過中にchoreo-athetposis様不随意運動が出現じた1症例を経験じたので若干の考察を加えて報告する。
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