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研究と報告
Alzheimer病とPick病におけるattenuation study
著者: 一宮洋介1 小林一成1 新井平伊2 小阪憲司12
所属機関: 1東京都立松沢病院精神科 2東京都精神医学総合研究所
ページ範囲:P.1179 - P.1183
文献購入ページに移動対象は,臨床的にAlzheimer病と診断された16名,Pick病と診断された11名,対照健常者13名である。両疾患群は臨床病期分類によって それぞれ1〜Ⅲ期群に分類された。これらの各群にCT scanを施行し,前頭葉皮質,前頭葉白質,半卵円中心の平均CT値(attenuation value)を算出した。
その結果,両疾患群ともに,対照群に比して,皿期群ではattenuation valueの有意な低下を認めたが,1期群では差が認められず,両疾患群において,ことにその病初期には,attenuation studyがsensitiveでないことが示された。
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