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雑誌目次

論文

精神医学27巻11号

1985年11月発行

雑誌目次

巻頭言

「診断」ということば

著者: 牧田清志

ページ範囲:P.1222 - P.1223

 日本人は一般に語源学etymologyに弱い。そのよい例が「診断」diagnosisであろう。われわれはこの「診断」という訳語を気易く用いているがこのことばを語源学的に検討したことがあろうか。
 diagnosisということばはギリシャ語のdia(間,英語ならamong,between,throughなどに当る)という前置詞とgnosis(知識,英語ならKnowledgeに当る)という名詞を繋ぎ合わせて作られた熟語であって,直訳すれば「間の知識」,「間にある知識」である。円の「間の長さ」だからこれをdiameterといい,糖が血の間を歩く(betes)からdiabetesなのである。では医学の場合何の間にある知識なのであろうか。この場合2つの解釈を必要とする。その1つはその状態があまりにも特異的(specific)であることによって他の障害や状態を区別することの出来る知識Knowledge of acertain condition so specific that it could bedistinguished among othersであってむしろこれはわれわれが鑑別診断と呼びなれて来た意味合いに近い。そして現在「診断」というと大部分の人がこのような意味合いを考えている。つまりこれは一群の対象に対して用いられるグループ・ネイミングであって「診断」ということばの持つ意味合いの中diagnostic classification,diagnosticnomenclature即ち診断分類と呼んでよいグルーピングであろう。このことと次に述べる「診断フォーミュレイション」ということとは明らかに区別されねばならず,この診断分類をAllportはnomothetic approach(名称的アプローチ)と名付けている。多方残念ながら精神科の領域には,他科のように「脛骨骨折」,「マラリア」という診断名はことの成りたちから,大体の共通な取扱いの方向づけまでを明らかにしているようにin-putの知識とout-putの知識とを繋ぐその間にある有用な,「間の知識」として役立つような診断名は必ずしも豊かでない。ここに問題があるのであって「診断」ということばを最も茶の間のことばに置きかえるならば,それは目の前の患者が,そも何者であることを識ることto know what it isである。前にも述べたように私は診断とはin-putとout-putとの間にあって必要欠くべからざる知識―少なくとも眼前の患者を扱うためにはこれに勝る前提はないという最上級の重要性を持つ作業であって,外国―殊に力動的な方向づけを持つ国々の教育課程では大変に重要なdiagnostic formulationという「診断」の概念の持つ,捨てることの出来ない一面があることを知らねばならない。Formulationという語を英和辞典で引くと「公式化」という訳が出て来るが,この訳では何のことかその意味は通じない。診断的公式化などの直訳は余計に人々のアタマを混乱させるだけなので私は敢えて診断フォーミュレイションと邦訳をつけずに用いることを提唱している。これは眼前の患者個人がどのような成立機転から現在の病的なmanifestationを示すに至り,―ここまでがin-putの情報であり,それからまとめあげられた知識の綜合によってその知識の反映が,out-putである取扱い方針の樹立を規定するという意味での間にある知識であらねばならないのである。このin-putの情報としては,その個人の訴えられた主訴,現病歴,個人歴(生活史),家族歴,既往歴など詳細な病歴の聴取,現在症,必要と思われ,本人または家族の同意によって行われた臨床検査の結果などが含まれねばならない。この診断フォーミュレイションのことをAllportは個人歴的アプローチidiographic approach,または個人的臨床アプローチとも呼んでいるが,筆者はこの診断フォーミュレイションという操作は日本ではあまり注目されていないが,こと精神医学的診断に関する限り,第一義的重要性をもって行われねばならないことだと声を大にしたい。それをどのような診断分類に位置づけるかはむしろ二次的な操作と考えてよいとすら思っている。しかもこの重要性に関しては力動的方向づけを持つ学派から脚光を浴びたと先に苫いたが,この操作はそれが情緒因性の場合でも体因性の場合でも,また両因が重なって絡み合っている場合でも同様に重視されなければならないと思っている。

展望

中脳皮質ドーパミン系と精神分裂病—第2回

著者: 福田正人 ,   斎藤治

ページ範囲:P.1224 - P.1237

1.解剖学的事実
 中枢神経系のドーパミン(DA)系が果たしている機能を考えるうえで,その解剖学的事実を考慮に入れることは将来を見通すためにも重要なことである。そこでここではドーパミン系の機能を考える上で必要と思われる若干の解剖学的所見について触れてみたい。
 まず,脳幹に存在するDA細胞は比較的少数であるにもかかわらず,その軸索は盛んに分枝して多数のシナプスを形成している。例えば,ラットにおいては脳幹のカテコールアミン神経細胞は50,000個でそのうち80%をDA神経細胞が占めると言われ(Hokfelt 1984),部位別には黒質のDA細胞は3,500〜15,000個,中脳被蓋領域(VTA)では全細胞14,000個のうちDA細胞は9,000個であると言う(Swanson 1982)。ヒトにおいては黒質の細胞数は年齢とともに直線的に減少するが,20歳では約400,000個であるとされる(McGeeret al. 1976)。さらに,さきに述べたようにVTA領域のDA細胞のインパルス伝達速度は0.5m/sec程度で,0.1秒ではわずか5cmほどしか伝達しないことが知られている。このようなシナプス形成のされかたやインパルス伝達速度を考えると,DAは脳内において情報の処理executive processそのもののような個別の機能を営むというよりは,むしろDA系が全体として何らかの調節的役割を果たしていると考えるほうが自然であるとの考え方も成立しよう。事実,一般にモノアミンが皮質細胞に対して及ぼす作用がGABAやglutamateに比して弱く,作用の方向が一貫しないこと,モノアミンがシナプス以外の場所で拡散のような方法でも皮質細胞に作用をおよぼすことから,モノアミンが伝達物質というより神経伝達の"modulator"として機能すると提唱している研究者もある(Krnjevic 1984, Reader et al. 1984)。

研究と報告

精神分裂病の2症例にみられた独語妄想について

著者: 笠原敏彦 ,   三好直基 ,   小山司

ページ範囲:P.1239 - P.1245

 抄録 精神分裂病の2症例にみられた独語妄想の臨床的特徴について報告した。
 症例1は対人恐怖ののちに独語妄想を含む分裂病症状の発現をみたが,治療により軽快し,良好な社会適応を示した。症例2は数年間の幻覚妄想状態ののちに独語妄想を生じ,人格水準低下が急速に進行した。
 両症例の発病に至る経過,分裂病症状の特徴を吟味するとともに,独語妄想の内容や性状について強迫性,確信性,自我所属性,関係妄想性,状況依存性,対人性などの観点から比較検討した。
 その結果,両症例の独語妄想には,関係妄想性,状況依存性,対人性の点において,対照的な相違が認められた。症例1のそれは対人恐怖の症状構造と類似しており,症例2では自己拡散的色彩が顕著であった。

産褥期うつ病の臨床的研究

著者: 高橋滋 ,   川原伸夫 ,   宮永和夫 ,   狩野正之 ,   西村信一 ,   神岡芳雄

ページ範囲:P.1247 - P.1253

 抄録 分娩後6カ月以内に発症した産褥期うつ病30例を臨床的に検討した。分娩時年齢は平均28.5歳であった。分娩回数は初産が60.O%を占めた。妊娠時障害は13.3%,分娩時障害は23.3%,新生児障害は23.3%であったが,いずれもその出現率において,年齢相応の正常対照群との間に有意な差を認めなかった。精神症状では,抑うつ気分,行為制止に加えて睡眠障害,不安・焦燥,罪責念慮が主症状であった。病前性格は執着気質が80.0%で最も多く,遺伝負因を30.0%に認めた。再発は37.0%にみられ,そのうち6年以上経過したものでは69.2%に再発を認めた。また再出産したものは3例であるが,全例に再発をみた。産科的障害の他に生活上の事件や育児不安など何らかの状況因子を認めたものは73.3%であった。
 産褥期うつ病の発症には,病前性格および状況因子が関与していることを指摘した。

児童期に発症した精神分裂病—自験例15症例の臨床経験から

著者: 安藤公

ページ範囲:P.1255 - P.1266

 抄録 児童期(15歳以下)に発症した分裂病15症例の治療を通して得られた臨床経験について報告した。対象15症例14家族のうち,7例6家族に分裂病の既往歴が認められ,このうち4例3家族は1親等内に分裂病の既往歴を有する家族性分裂病(familial schizophrenia)であった。定型的な緊張型分裂病,妄想型分裂病は1例も認められず,縦断的には,全例が破瓜型分裂病に含まれるものと思われた。
 症例群は,臨床経過および対人関係の在り方と,ロールシャッハ・テストにおける人間運動反応(M)の有無により,2類型に大別できるものと思われた。現在,筆者のもとで通院治療を継続している9症例のうち,一応,予後良好といえるものは3症例のみであった。

小児の機能性視覚障害

著者: 横山尚洋 ,   高山東洋 ,   長瀬又男

ページ範囲:P.1267 - P.1274

 抄録 屈折異常など眼科的には異常が認められないが視力低下や視野異常を示す小児175例について報告した。年齢は小中学校の学童期に集中しており高校生以降の年代にはほとんどみられず,性別では圧倒的に女子に多い。視力は0.4〜0.7程度の低下を示すものが多く,視野は中程度から軽度の求心性視野狭窄を示すものが多かった。発見の動機は学校の健康診断によるものが多く,症状の訴え方も受動的であり誇張する傾向には乏しく,視力低下を自覚しない例があった。ヒステリーの特徴とされる疾病への逃避,二次性利得,症状移動などもみられず,性格的にも特定の傾向は認められなかった。機能性視覚障害は眼科的症状からは転換症状の一つと考えられるが精神医学的には成人のヒステリーとは明らかに異なる特徴を持つことを指摘した。

CTのコンピュータ解析による原発性てんかんの臨床的研究

著者: 冨永秀文 ,   上山健一 ,   水谷弘 ,   今村圭介 ,   吉留一志 ,   松本啓

ページ範囲:P.1275 - P.1280

 抄録 年齢範囲15〜30歳の原発性てんかん患者のCT画練を直線計測法とコンピュータ解析によって分析し,健康人対照群と比較検討した。またCTと脳波所見の関連性の有無についても検討した。
 その結果,直線計測法においてはてんかん群の第三脳室最大幅は対照群に比べて有意差をもって狭小であった。またコンピュータ解析ではてんかん群の低吸収域の割合(LDR)が対照群のそれに比べて低値の傾向を認めた。つぎにCTと脳波所見の関連性においては,突発性律動異常を示す群が対照群に比べて第三脳室最大幅は有意差もって狭小であった。また,低吸収域の割合(LDR)が有意差をもって低値を示した。
 以上のことから著者らは,若年のてんかん患者,なかでも突発性律動異常を示す群では脳に何らかの変化が存在することをこの結果は示唆するものと考える。

精神分裂病患者の退院(第2報)—患者の退院に対する認識を中心に

著者: 原田俊樹 ,   佐藤光源 ,   三村興二 ,   長尾卓夫

ページ範囲:P.1281 - P.1287

 抄録 姫路の単科精神病院T病院における慢性精神分裂病患者で1年以上の入院期間の患者を対象に,退院に関するアンケート調査を行なった。その結果,1)退院希望率は82.2%と高率であった。2)今回の入院時に何らかの問題点が自分にあったと答えた患者は86.7%とやはり高率であった。3)もうすぐ退院可能であると答えた患者も81.2%と高率であった。4)退院のことを考えている患者は全体の65.5%,退院後の就労の必要性を認めている患者は73.8%であった。5)就労の必要性を認めている患者のうち仕事捜しは自分ですると答えた患者は76.6%であった。6)退院後,家族と暮らしたいと答えた患者は72.4%,信頼できる家族がいると答えた患老は84.9%であった。これらの結果から,患者の社会復帰のあり方や退院のもつ意味について若干の考察を加えた。

慢性精神分裂病の症状と人口統計学的諸指標との関係—英国における研究

著者: 北村俊則 ,   ,  

ページ範囲:P.1289 - P.1295

 抄録 Brief Psychiatric Rating Scale,Symptom Rating Scale,Ward BehaviourRating Scaleを20名の慢性精神分裂病入院患者に適用し,各症状と年齢,発症年齢,罹病期間,入院回数,今回の入院期間,投与されている抗精神病薬のchlorpromazine換算量による1日量のそれぞれとの相関を求め,さらにそれぞれの症状について各指標を説明変数として重回帰分析を施行した。その結果,①罹病期間が長いほど病棟の内外の適応能力が低い②入院期間が長いほど思考の障害が重い③入院回数が多いほど感情的ひきこもりが軽い④投与薬剤の量が多いほど情動の障害が強い⑤陽性症状,抑うつ症状,非特異的神経症様症状に対しては上記の指標の寄与はきわめて少ないことが認められた。このことから陰性症状と一括される種々の症状が成因上異なるものである可能性が指摘された。

抗てんかん薬長期服用患者の視床下部—下垂体系機能について

著者: 有田忠司 ,   金山隆夫 ,   渡辺登美子

ページ範囲:P.1297 - P.1304

 抄録 抗てんかん薬の長期投与が及ぼす視床下部-下垂体系機能への影響を検討するために,25例のてんかん患者でT4とT3を測定し,そのうちT4あるいはT3が最も低値又は低下傾向にあった6例の患者について血中の各甲状腺ホルモン濃度とTBG濃度を測定し,TRH負荷試験を実施して正常対照者6例と比較した。更に,てんかん患者4例には5日間連続のTRH負荷試験を行ない,次の結果を得たので報告する。
 てんかん群の甲状腺ホルモン末梢代謝動態は5′-脱ヨード酵素活性の亢進によるT4からT3への変換率が促進しており,正常対照群に比べ有意な低T4血症であった。TRH負荷試験では,てんかん群のTSH反応が全体に低下しており,TSH最大反応値は正常対照群に比べ有意に減少していた。このてんかん群でみられた下垂体TSH分泌予備能の低下は,5日間連続のTRH負荷試験から,下垂体レベルの機能異常によるものと考えられた。更に,抗てんかん薬長期服用患者では下垂体TSH含量の減少も示唆された。

精神科長期入院患者の動脈硬化について

著者: 関口隆一 ,   山崎治 ,   山崎潤 ,   五十嵐良雄 ,   長谷川元治 ,   中島三之亟 ,   野口拓郎

ページ範囲:P.1305 - P.1312

 抄録 精神科長期入院患老の動脈硬化度を大動脈脈派速度(P. W. V.)法を用いて測定し,一般集団検診受診例より抽出した健常対照群と比較,検討した。また入院患者群の肥満度と,総コレステロール,トリグリセライド,β-リポ蛋白,HDL-コレステロールの4種の血清脂質を測定し,P. W. V. 値との関連について検討し,以下の結果を得た。(1)精神科長期入院患者群の30〜70歳台の各年代におけるP. W. V. 値は健常対照群と比較して有意な高値を示し,動脈硬化が高度であることが判明した。(2)入院患者群の19.5%に高度肥満を認め,中等度,軽度肥満を含めると約半数の症例に肥満が認められた。(3)4種の血清脂質中,β-リポ蛋白,HDL-コレステロールで異常を示す例が多く認められた。(4)年齢,在院期間,収縮期および拡張期血圧,身長,体重,4種の血清脂質の計10因子中,P. W. V. 値に高い寄与度を示したのは年齢,収縮期血圧,拡張期血圧,総コレステロール値であつた。

短報

Sodium Valproateによる高アンモニア血症に対するLactuloseの試用経験

著者: 飯塚博史 ,   岩成秀夫 ,   岩渕潔 ,   酒井正雄

ページ範囲:P.1315 - P.1318

I.はじめに
 抗てんかん薬,バルプロ酸ナトリウム(以下SVと略す)は,明らかな肝機能障害を伴わずに高アンモニア血症を誘発することが知られている。このような場合,従来とられていた方法は,原因薬剤であるSVの中止であった。しかし,発作のコントロールのためには,SVを中止できない場合もある。
 われわれはSVを中止することなく,lactuloseの使用で血中アンモニア濃度をコントロールしながら意識障害に対応し,てんかん発作の発現も長期間みない1症例を経験したので,ここに報告する。

ベンゾジアゼピン系剤の投薬中止が発症誘因と示唆される悪性症候群の1例

著者: 堀口淳 ,   貴志英一 ,   渡部嵐

ページ範囲:P.1319 - P.1321

I.はじめに
 悪性症候群は,チオプロペラジン,ハロペリドールなどのincisifな抗精神病薬の非経口投与や多剤併用,大量投与,急な減量や変更などが発症の誘因となりやすい可能性が指摘されている7)。最近では抗パーキンソン病薬の中断や減量により悪性症候群様状態が発症したパーキンソン病患者の報告3)もある。今日まで本症の治療論において,ベンゾジアゼピン系剤の本症に対する有効性を指摘する報告8)があるが,ベンゾジアゼピン系剤自体が抗精神病薬のように本症の発症誘因と考えられたとする報告はない。最近著者らは精神分裂病患者で約30年間の長期間抗精神病薬を連用し,約3年前からパーキンソンニズムおよび痴呆を合併し,抗精神病薬とともに約20年間連用してきたベンゾジアゼピン系剤の急激な中止が発症誘因と示唆され得る悪性症候群の1例を経験したので報告する。

向精神薬との薬物相互作用によって生じたと考えられる急性カルバマゼピン中毒の1例

著者: 守田耕太郎 ,   森俊憲 ,   貝谷壽宣 ,   難波益之

ページ範囲:P.1323 - P.1326

I.はじめに
 カルバマゼピン(CBZ)は抗けいれん作用と共に,てんかんに伴う情動障害への有効性が早くから注目されてきた。さらに,近年では躁うつ病,非定型精神病,精神分裂病等にも用いられている7)。精神科領域以外でも三叉神経痛をはじめとする種々の神経,筋性の疼痛にも有効なことが知られている。われわれはこのたび,自殺末遂を伴う抑うつ気分を呈した精神分裂病患者にCBZ 300mgを投与したところ,向精神薬との相互作用によると考えられる急性中毒症状を呈した1例を経験したので報告する。

自律訓練法を適用した慢性多汗症の1例

著者: 坂井誠 ,   小坪大作 ,   武市昌士 ,   緒方良

ページ範囲:P.1327 - P.1329

I.はじめに
 従来より情動性の多汗症は薬物への反応が一時的であるために治療が困難であり6),心理療法の必要性が主張されている8)。しかし,我々の知り得る限りにおいては治療成功例の報告は極めて少ない2〜5,7)。今回われわれは10年来の情動性多量発汗を訴えた患者に自律訓練法(ATと略す)を適用し,治療が奏効した興味ある症例を経験したので報告する。

基本情報

精神医学

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-126X

印刷版ISSN 0488-1281

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