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文献詳細

雑誌文献

精神医学27巻11号

1985年11月発行

文献概要

短報

Sodium Valproateによる高アンモニア血症に対するLactuloseの試用経験

著者: 飯塚博史1 岩成秀夫1 岩渕潔2 酒井正雄1

所属機関: 1神奈川県立芹香院 2横浜市立大学医学部精神医学教室

ページ範囲:P.1315 - P.1318

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I.はじめに
 抗てんかん薬,バルプロ酸ナトリウム(以下SVと略す)は,明らかな肝機能障害を伴わずに高アンモニア血症を誘発することが知られている。このような場合,従来とられていた方法は,原因薬剤であるSVの中止であった。しかし,発作のコントロールのためには,SVを中止できない場合もある。
 われわれはSVを中止することなく,lactuloseの使用で血中アンモニア濃度をコントロールしながら意識障害に対応し,てんかん発作の発現も長期間みない1症例を経験したので,ここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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