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文献詳細

雑誌文献

精神医学27巻2号

1985年02月発行

研究と報告

計量ポリグラフ法による睡眠薬の薬効検定(第2報)—多元的指標の同時追跡による特性抽出

著者: 苗村育郎12

所属機関: 1東京大学医学部精神医学教室 2現在:国立精神衛生研究所

ページ範囲:P.219 - P.235

文献概要

 抄録 睡眠薬の臨床作用を多面的かつ経時的に分析するために,新たな臨床試験計画を考案し実施した。本法により多様な課題を連続的に負荷することにより覚醒水準を統制し,1)誘発睡眠のみを選択的に定量化するとともに,多元的な精神生理学的指標の分析から,2)各種副作用の経時的発現を明らかにすることが可能となった。
 試験計画を詳述し誘発睡眠量の解析を行った前報に続き,本報では睡眠薬(450191-S,以下S薬)の活性代謝物の血中濃度の推移を中心に,自律系,運動系,心理テストなど各領域の変化の全容をまとめて,相互関係を検討した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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