icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学27巻3号

1985年03月発行

文献概要

短報

季肋部圧迫時抵抗・圧痛—正常対照者と抑うつ状態の患者との比較

著者: 金子善彦12 長崎達朗3 山田和夫4

所属機関: 1横浜市立大学医学部精神医学教室 2現所属:済生会横浜市南部病院神経科 3藤沢市民病院神経科 4神奈川県立芹香院

ページ範囲:P.363 - P.365

文献購入ページに移動
I.はじめに
 われわれは,これまでに,抑うつ状態の治療に,いくつかの漢方薬を用いてきた1,2)。漢方医学においては,腹診は,日常診療上欠かすことのできないものである。抑うつ状態の患者に腹診を行う機会を得,季肋部を圧迫した時の硬さや,痛がり具合について検討を重ねるうちに,漢方薬の効果や随伴症状と,この季肋部所見との間に,いくつかの興味ある知見を得たが2),これとは別に,正常者にも,これほどの硬さや痛さが有るのだろうかという疑問が生じてきた。そこで,正常対照者にも,同じ腹診を試み,抑うつ状態の患者との比較検討を行ったので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら