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短報
分娩を契機に発症したrestless legs syndromeのクロナゼパムによる治療
著者: 堀口淳1
所属機関: 1財団法人正光会宇和島精神病院
ページ範囲:P.595 - P.596
文献購入ページに移動I.はじめに
Restless legs syndromeは,主に下肢に出現する異常感覚で,夜間入眠期に出現し,しばしば下肢筋群のミオクローヌスを伴い,両下肢の独特のむずがゆさのために睡眠障害を来すことが多い。筆者は,第2子分娩約1カ月前からrestless legssyndromeが出現し,分娩後も約1年半の間症状が継続し,第3子出産時には悪化することなく自然軽快していたが,約26年後再燃し,クロナゼパムの少量投与が著効を示した患者を経験した。本邦における本症候群に関する文献は非常に少なく,さらに妊婦に出現したという報告も世界で1症例のみであり,貴重な症例と考え報告した。
Restless legs syndromeは,主に下肢に出現する異常感覚で,夜間入眠期に出現し,しばしば下肢筋群のミオクローヌスを伴い,両下肢の独特のむずがゆさのために睡眠障害を来すことが多い。筆者は,第2子分娩約1カ月前からrestless legssyndromeが出現し,分娩後も約1年半の間症状が継続し,第3子出産時には悪化することなく自然軽快していたが,約26年後再燃し,クロナゼパムの少量投与が著効を示した患者を経験した。本邦における本症候群に関する文献は非常に少なく,さらに妊婦に出現したという報告も世界で1症例のみであり,貴重な症例と考え報告した。
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