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文献詳細

雑誌文献

精神医学28巻1号

1986年01月発行

文献概要

短報

L-Dopaが著効を示した強迫笑いの1例—TRHならびにL-Dopa負荷試験による検討

著者: 元村直靖1 藤田素樹1 豊田勝弘1 堺俊明1

所属機関: 1大阪医科大学神経精神医学教室

ページ範囲:P.97 - P.100

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I.はじめに
 強迫笑いとは,周囲の状況や刺激の大きさに不釣合で,本人にとっても感情にそぐわないような自動症的,絞切り型の笑いと定義され,種々の脳器質性疾患に出現するとされている。
 最近,われわれは,多発性脳梗塞により強迫笑いを呈し,L-Dopaが著効を示した症例を経験し,その際TRH負荷テスト,L-Dopa負荷テストを施行し,興味ある結果を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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