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文献詳細

雑誌文献

精神医学28巻1号

1986年01月発行

文献概要

短報

精神症状を伴った混合性結合組織病(mixed connective tissue disease)の1例

著者: 菅間正人1 井上和臣1 有賀やよい1 中嶋照夫1 中川雅夫2

所属機関: 1京都府立医科大学精神医学教室 2京都府立医科大学第二内科学教室

ページ範囲:P.105 - P.108

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I.はじめに
 混合性結合組織病(mixed connective tissue disease,以下MCTDと略す)は,1972年Sharpら4)により提唱された新しい疾患であるが,われわれの知る限りでは精神症状を伴った症例の報告は少ない。今回われわれは,臨床症状と血清学的特徴からMCTDと診断され,その経過中に幻聴,妄想,抑うつ状態,性格変化—退行状態などの精神症状を呈した1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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