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短報
精神分裂性障害と抗核抗体について
著者: 宮永和夫1 川原伸夫1 森弘文1 高橋滋1 高木正勝2
所属機関: 1群馬大学医学部神経精神医学教室 2岸病院
ページ範囲:P.109 - P.113
文献購入ページに移動SLEは膠原病の代表的疾患であるが,その発症のメカニズムについてはまだ明確になっていない7,13)。薬剤誘因性SLEはその原因が薬剤と分かっているため,SLEのモデルとして一つの研究テーマとなっている。薬剤誘因性SLEの代表的薬剤はhydralazineであるが,向精神薬でも発症するとの報告がみられる3,5,10)。
今回われわれは精神科入院中の患者を調査し,薬剤誘因性SLEと診断できた対象をもとにSLEとの差異について検討したので,若干の考察を加えて報告する。
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