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紹介
米国中南部私立大学(Vanderbilt大学)における学部学生のための精神衛生活動について
著者: 岡田文彦1
所属機関: 1北海道大学保健管理センター
ページ範囲:P.1269 - P.1271
文献購入ページに移動I.はじめに
米国の学生に対する精神衛生活動を知る最も良い書物として,精神医学的問題や処遇を述べた論文集である「Emotional Problems of the Student」(日本語訳:学生の情緒問題)2)が有名である。この論文集は東部名門大学(Ivy League)を代表するHarvard大学の学生の情緒問題を取り扱っているが,ここで提起された問題点は米国の他の地方大学にも共通して認められることが多いと考えられる。筆者は1981年から1982年にかけて,米国テネシー州ナッシュビル市にあるVanderbilt大学医学部薬理学教室に在籍した際に,学部学生の精神衛生部門を担当するDr. Gaskinsを訪問する機会があった。そこで,次項に述べるように米国の一地方大学における精神衛生活動の実際がどのような形で運営されているかについて簡単に紹介したい。
米国の学生に対する精神衛生活動を知る最も良い書物として,精神医学的問題や処遇を述べた論文集である「Emotional Problems of the Student」(日本語訳:学生の情緒問題)2)が有名である。この論文集は東部名門大学(Ivy League)を代表するHarvard大学の学生の情緒問題を取り扱っているが,ここで提起された問題点は米国の他の地方大学にも共通して認められることが多いと考えられる。筆者は1981年から1982年にかけて,米国テネシー州ナッシュビル市にあるVanderbilt大学医学部薬理学教室に在籍した際に,学部学生の精神衛生部門を担当するDr. Gaskinsを訪問する機会があった。そこで,次項に述べるように米国の一地方大学における精神衛生活動の実際がどのような形で運営されているかについて簡単に紹介したい。
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