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文献詳細

雑誌文献

精神医学28巻12号

1986年12月発行

文献概要

短報

Bipolar disorderの躁病相発現時期について

著者: 長野浩志1 藤井薫1

所属機関: 1大分医科大学精神神経科

ページ範囲:P.1377 - P.1379

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I.はじめに
 Affective disorderは躁病相の有無により,bipolar disorderとnon-bipolar depressionとに大別される。両者の間には遺伝的,臨床的,生化学的な差異が指摘されており,多くの研究でこの2分法が採用されている。
 今回,我々はbipolar disorderにおいて以下の2点を検討したので,ここに報告する。
 1)Bipolar disorderの診断確定,すなわちmania発現の時期は何回目の病相まで待てばよいか。
 2)躁病相で初発する群(以下,M初発群と略す)とうつ病相で初発する群(以下,D初発群と略す)との間に性,発症時年齢,および家族歴の点で差異があるかどうか。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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