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文献詳細

雑誌文献

精神医学28巻8号

1986年08月発行

古典紹介

M. Lewandowsky—閉眼失行について/J. Zutt—閉眼状態を保つことの不能,閉眼失行かあるいは強迫凝視か?—第1回—

著者: 大橋博司1

所属機関: 1国立京都病院病院

ページ範囲:P.961 - P.967

文献概要

M. レヴァンドフスキー「閉眼失行について」
 精神麻痺(Seelenlähmung)に関する諸観察と失行Apraxie(Liepmann)の学説によって運動障害の症候論は著しく拡大された。これに関連した観察はこれまでは主として四肢に限局されていた。ただ例えばHeilbronnerによって脳神経領域における一定の類比が示唆されてはいたが。
 さてこの領域から以下の報告で一つの症状が記述されねばならぬ。これについては僅かに散在的な陳述があるだけで,何らの評価も受けてつなかった。同時に,この症状の出現が,これまで注意されもせず,期待されもしなかった損傷によって生ずることが報告されねばならない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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