文献詳細
古典紹介
M. Lewandowsky—閉眼失行について/J. Zutt—閉眼状態を保つことの不能,閉眼失行かあるいは強迫凝視か?—第2回—
著者: 大橋博司1
所属機関: 1国立京都病院病院
ページ範囲:P.1071 - P.1078
文献概要
ところで私には,失行という名称はこの場合は正しくないし,またおそらくこの名称が用いられたのは,この症状が多くの場合見過ごされてきたからだ,と思われる。というのもその他の失行症状が欠如した場合,検者の注意がそこに向けられなかったからである。
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