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研究と報告
分裂病者の絵画の描画形式と臨床像との相関について—その1.分裂病者の絵画の描画形式と形式分析における多次元尺度解析法の応用
著者: 須賀良一1
所属機関: 1新潟大学医学部精神科
ページ範囲:P.1057 - P.1065
文献購入ページに移動 抄録 分裂病者46名および正常者64名を対象に統合型HTP法を実施し,分裂病群54枚,正常群64枚の絵を得た。次にこれらの絵の描画形式を30項目について評価し,数量化3類による分析を行い,描画形式の相対的類似度を求めた。
数量化分析の結果,正常者の絵は狭い範囲に分布したが,分裂病者の絵は一部正常者の分布と重なるものの,多くは離れた広い範囲に分布した。そこで正常者の絵を正常群として一括し,分裂病者の絵を,正常者の密集中心からの距離によって近い順に,A群・B群・C群と群別化して,対象絵画を正常群・A群・B群・C群という4描画パターン群に分類した。
数量化分析の結果,正常者の絵は狭い範囲に分布したが,分裂病者の絵は一部正常者の分布と重なるものの,多くは離れた広い範囲に分布した。そこで正常者の絵を正常群として一括し,分裂病者の絵を,正常者の密集中心からの距離によって近い順に,A群・B群・C群と群別化して,対象絵画を正常群・A群・B群・C群という4描画パターン群に分類した。
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