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古典紹介
Friedrich Mauz:Die Prognostik der endogenen Psychosen[Georg Thieme Verlag, Leipzig,1930](第2回)内因性精神病の予後
著者: 曽根啓一1 植木啓文1 高井昭裕1 児玉佳也1
所属機関: 1岐阜大学医学部神経精神医学教室
ページ範囲:P.1107 - P.1116
文献購入ページに移動シュープ患者の一部は,事実いずれの点から見ても,分裂病性カタストローフの患者と全く同一である--経過は限りなく遷延することがあるが,それに応じて長期間おそらく一生涯,崩壊がカタストローフ様に出現することははるかに少ないという点を除いて。すなわち両者の間には,質的な差異はなく量的な差異があるのみである。それ故,急性の経過がある場合,予後に関してまず2つの疑問が出てくる。
1.どれほど急速に,また,どの程度まで過程が進行するのか。
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