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文献詳細

雑誌文献

精神医学29巻10号

1987年10月発行

文献概要

古典紹介

Friedrich Mauz:Die Prognostik der endogenen Psychosen[Georg Thieme Verlag, Leipzig,1930](第2回)内因性精神病の予後

著者: 曽根啓一1 植木啓文1 高井昭裕1 児玉佳也1

所属機関: 1岐阜大学医学部神経精神医学教室

ページ範囲:P.1107 - P.1116

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第3章 分裂病性シュープ
 シュープ患者の一部は,事実いずれの点から見ても,分裂病性カタストローフの患者と全く同一である--経過は限りなく遷延することがあるが,それに応じて長期間おそらく一生涯,崩壊がカタストローフ様に出現することははるかに少ないという点を除いて。すなわち両者の間には,質的な差異はなく量的な差異があるのみである。それ故,急性の経過がある場合,予後に関してまず2つの疑問が出てくる。
 1.どれほど急速に,また,どの程度まで過程が進行するのか。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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