今年のNatureの2月・3月号に相次いで感情障害の遺伝研究についての画期的な研究論文が掲載された。それは組み換えDNAの技術を用いて行った感情障害の研究である。これらを要約すると次の通りである。躁うつ病または感情障害が家系内に多発している,家族集積性の高い家系について連鎖研究(linkage study)を行ったところ,双極性感情障害の遺伝子座として,6番染色体の短腕にあるHLAと連鎖するもの,11番染色体の短腕にあるHRAS 1,INS,βグロビンと連鎖するもの,X染色体上にあり,色盲,Xg血液型,G 6 PD欠損と連鎖するもの,などがあることがわかり,同時に本症の異種性が示唆された(詳しくは本号米田の論文参照)。躁うつ病や感情障害がすでに臨床遺伝,すなわち臨床症状と家系研究により異種性のものであることが報告されてきたが,近年急速に発達した遺伝子工学の手法を用いることによって,DNAのレベルでも異種性が確認されたことになる。4年前に藍野学術財団より依頼され,第4回国際学術集会(1983年)の会長を私が務め,神戸の国際会議場において"Genetic Aspects of Human Behavior"なる主題のもとに,世界の主だった精神遺伝学者の研究発表・討論が行われた。この学会のProceedingsが私と坪井孝幸氏の編集で医学書院から刊行され,その時点における精神疾患の遺伝研究が総括されている。なおその学術集会において,ハンチントン舞踏病の遺伝子座が第4番染色体上にあるといったGusellaの研究報告が紹介された。それから数年を経ずしてアルツハイマー型老年痴呆が第21番染色体と関係があり,さらに数ヵ月前感情障害の遺伝子研究が発表されている。この様に神経・精神疾患の遺伝研究は,従来欧米各国において臨床遺伝の面から地道ではあるが着実に続けられていたが,近年の遺伝子工学を導入することによってさらに一段と目覚ましい発展を遂げつつあり,心が遺伝子のレベルからも解明されようとしている。このように欧米における精神疾患に関する遺伝研究の進歩には瞠目すべきものがあるが,我が国でのこの領域における研究は満足すべきものとは言いがたい。その理由としては色々とあるであろうが,遺伝に関する知識の不足や,情報の偏りも一因と考えられる。いま「遺伝・環境」の問題についてみても,「遺伝か環境か」といった二者択一的な,対立的な考え方ではなく,「遺伝と環境」のうちのいずれがより重要な役割を演じているかといった量的な見方,さらには遺伝と環境のうちいずれが主役,いずれが脇役を演じているかといった質的な考え方をすることが必要である。例えばフェニールケトン尿症のような遺伝性疾患を例にとると,本症は常染色体性劣性の遺伝子という主役があり,これに脇役のフェニールアラニンが加わることにより始めて発病するものである。その際,フェニールアラニンの摂取をコントロールすることによって発症を予防することができ,あるいは症状を軽くし,経過を改善することが出来るのである。このような,遺伝性疾患の成り立ちの充分な理解が遺伝研究の発展に必要である。
次に精神疾患の研究だけでなく,精神医学の教育ことに卒後教育についてもまた,同じ様に幅広い,偏らない立場から教えることが望ましい。いま全国いずれの大学の精神医学教室においてもそれぞれの大学独自のシステムに従った卒後教育が熱心に行われており,研修期間中に必要な教育が受けられるようになっている。しかしながら幅広い神経・精神疾患をくまなく網羅した卒後教育,ことにいろいろな立場からの見方,考え方を充分に伝えることはなかなか困難なことである。また現在各大学の精神医学教室においてはそれぞれ特色ある独自の研究が行われており,当然教室によっては興味の対象,取り上げられる話題にも偏りがあると思われる。さらに研修医はその教室で主流をなしている考え方の影響を受け易く,それ以外の立場からの見方や考え方を身につけることはむつかしい。この様な問題点を少しでも是正する方法の一つとして,近畿(大阪,兵庫,奈良,和歌山)にある九つの大学の主任教授が話しあった結果,各自がそれぞれの専門領域について講義するといった合同の卒後研修講座が行われることとなり,第1回の合同卒後研修講座の世話役を私と東教授(和歌山県立医大)がお引受けし,大阪医科大学の臨床講堂において昨年8月9,10日(土,日)に次のようなプログラムで行った。
雑誌目次
精神医学29巻12号
1987年12月発行
雑誌目次
巻頭言
幅広い研究・偏らない教育
著者: 堺俊明
ページ範囲:P.1252 - P.1253
特集 躁うつ病とセロトニン
はじめに フリーアクセス
著者: 高橋三郎
ページ範囲:P.1254 - P.1254
三環系抗うつ薬やモノアミン酸化酵素阻害剤の著しい効果が広く認められるようになって,精神障害の中でも躁うつ病がセロトニンのような神経伝達物質の研究によって最も早く解明されるだろうという期待があった。私は,ここ20年間,その進展を見守ってきたが,生化学的定量法の技術革新や中枢神経薬理学理論の新しい展開に比べれば,思いの外進展がなかったといえよう。
その原因を探ってみると,第一に,こうした臨床研究にあり勝ちな対象患者の均質性の問題,第二に,患者材料採取の制約があり,そして第三には,脳機能と物質変化の対応という複雑な問題を解明するには不十分な実験計画しか作れないという問題がある。
躁うつ病とセロトニン—その歴史と現状
著者: 更井啓介
ページ範囲:P.1255 - P.1261
Ⅰ.研究上の難点
躁うつ病の生物学的研究を行う上で,まず考えなければならぬ点について少し述べる。第1は対象となる患者が果して生物学的に均質かどうか不明な点である。つまり,現在用いられている診断基準が必ずしも明確ではなく,対象が不均一になるおそれがある。たとえば,操作的に行うDSM-Ⅲ2)を適用した場合に,原因分類で言うと従来抑うつ神経症とされたものでも,患者がそれらの症状が2週間以上,続いて存在すると主張すれば,大うつ病とされるこがある。逆に遺伝負因が明かで,周期的に繰り返しうつ病相を来たしていた人でも,病相期によっては,症状の数がやゝ少く,気分変調性障害としなければならぬときもある。むしろ,DSM-Ⅲより2項目多くて,より重症なものが選択できるRDC42)(精神医学研究用診断基準)を用いたほうが,より均質な対象を得ることができそうである。
第2に異種性がある。最近の遺伝学的研究9,14,22)によれば躁うつ病には異種性が見出されており,躁うつ病は医学的には類似の症状を示す症候群として理解すべきである。従ってそのような対象に関する生物学的研究は,成績が一致しなくても驚くには当らない。それぞれ,遺伝子の異常が明らかなグループについて,異常な成績が出されれば特異的所見となりうるであろうが,そのような所見はまだ出されていない。現時点では臨床的に双極型と単極型に分類される。
躁うつ病患者血小板の3H-imipramine結合
著者: 金野滋 , 南海昌博 , 阪上京子 , 吉本静志 , 高橋良
ページ範囲:P.1263 - P.1270
I.はじめに
近年の躁うつ病の生物学的研究は,生化学的あるいは生理学的臨床的研究から,抗うつ剤や抗躁剤の作用機序あるいはうつ病動物モデルに関連した動物研究にいたるまで極めて広範多岐にわたって行われている。そのうち生化学的臨床研究についてみても,患者体液,血球成分や死後脳を用いた神経伝達物質と目される各種の物質や代謝産物の測定,各種受容体機能の測定,電解質に関連した研究,種々の負荷試験を含めた内分泌学的研究からポジトロンCTを用いた研究まで様々の方法で行われている。それぞれの研究は,セロトニン仮説,ノルアドレナリン仮説や時計生物学的仮説などのうつ病仮説と個々に関連づけて考察されているが,今のところこのような研究を総合し躁うつ病を説明するにはまだまだ距離があるといえる。このような状況が作りだされている理由の一つとして,症候論的分類である躁うつ病に,共通して存在する生物学的所見を探し出そうという方法に問題があると考えられる。最近では躁うつ病を厳密に亜型分類する努力がなされているが,その分類も症候論的なものである。そこで,生物学的研究の方法の一つとして,逆に薬物に対する反応性であるとか種々の生物学的指標(マーカー)による亜型分類を行い,それぞれの亜型の病因・病態を研究しようという試みも行われてきている。
「生物学的マーカー」といってもその意義はさまざまである。病因と特異的な関連を持つマーカーが見い出されることが最も望ましいが,素質的脆弱性と関連したもの,病態と関連したもの,病態によって二次的に生じた事柄に関連したものなど,マーカーの性質,意義はいろいろである。現在のところは,まず生物学的マーカーの候補となるものを捜し出し,はたしてそれがマーカーと言えるか否か,何と関連のあるマーカーなのか明らかにしようというやり方がとられている。このような研究の成果によって,将来,躁うつ病研究が大きく進展する可能性はあるし,一歩退いても,亜型分類を含めて診断的意義を持つであろうし,薬物選択法などへの治療的応用も可能であると考えられる。これまでの躁うつ病の生物学的マーカーの研究で代表的なものはデキサメサゾン抑制試験(DST)である。当初,これによって確実にうつ病の生物学的診断が行えるという過度の期待が寄せられたDSTは,その後の研究でうつ病診断のスクリーニングとしてもほとんど意味がないとされている。しかし,うつ病に特異的ではないにしてもしばしば認められる機能異常を反映しているものであり,他の生物学的所見との組み合わせによって精神医学的意義が出てくる余地はある。ともあれ,DST研究の歴史は,今後の生物学的マーカーの研究にあたって教訓的であり,それぞれのマーカーの意味について充分な検討をする必要性があることを示しているといえる。
セロトニン再取り込み機構およびパロキセチン結合部位に対する抗うつ薬の慢性効果
著者: 渡辺義文 , 湊川文子 , 守屋朝夫 , 樋口輝彦 , 山内俊雄 , 三国雅彦
ページ範囲:P.1271 - P.1276
I.はじめに
抗うつ薬の作用機序に関する研究の初期にはモノアミン(MA)再取り込み阻害作用が注目され,うつ病のMA欠乏仮説が唱えられた4,25)。しかしMA再取り込み阻害は急性実験で確かめられたものであり,臨床効果発現までに要する時間(1〜2週間)を説明することは困難である。さらに,ミアンセリン7)やイプリンドール23)などMA再取り込み阻害作用をもたない抗うつ薬が開発されるにいたり,MA再取り込み阻害作用を抗うつ作用の本態とする考えは支持されがたいものとなっている。最近では各種神経伝達物質の受容体に関する研究の進歩に伴い,抗うつ薬についても受容体およびそれ以後の情報伝達機構に対する慢性効果に関する研究が主流となっている。なかでも注目を集めているのはβ受容体数の減少,β受容体と共役するアデニレート・サイクレース活性の低下および5-HT2受容体数の減少である。その主たる理由として,現象発現までの時間と臨床効果発現までの時間がよく一致していること,および多くの抗うつ薬に共通してみられる現象であることがあげられる。(詳しくはすぐれた総説1,19,31)が発表されているので参照されたい。)
抗うつ薬はこれまでに明らかになったようにシナプス前・後部各々に作用点を有しており,慢性効果としてのシナプス後部の変化を考える際,シナプス前部の変化との関連を含めた総合的な理解がえられなければ,真の抗うつ効果ひいてはうつ病の病態生理の解明にはつながらないものと考えられる。しかし,β受容体に関してみるとノルエピネフリン(NE)ニューロンの破壊32),シナプス前部α2受容体拮抗薬の併用11,26),シナプス間隙内NE代謝物濃度の測定21)などの実験から,受容体数減少にNEニューロンの存在の必要性は確認されているが,シナプス間隙内NEとβ受容体の変化との関連についてはいまだ明確な結論はえられていない。5-HT2受容体についても,セロトニン(5-HT)ニューロン破壊によって変化せず16,20),5-HT2受容体拮抗薬の反復投与で受容体数の減少を生じる3)など奇妙な性格を示し,受容体数減少と5-HTニューロンおよびシナプス間隙内5-HT濃度の変化との関連については疑問視される傾向にあり,研究も乏しい。
抗うつ薬とセロトニン受容体
著者: 三国雅彦 , 松原繁広 , 森秀樹 , 小田垣雄二 , 山下格
ページ範囲:P.1277 - P.1282
I.はじめに
抗うつ薬の作用機序を明らかにしようとする研究は,副作用のない,即効性の治療法の開発のために必要であるばかりでなく,うつ病の病態解明のたあにも不可欠なアプローチのひとつである。1960年代に提出されたうつ病のセロトニン欠乏仮説も主として薬理学的研究成果に依拠していたといえる1,2)。アミンを枯渇させるレセルピン投与はうつ状態を生じ,一方抗うつ薬投与はセロトニンの再取込み阻害に基づくセロトニン伝達の亢進により,抗うつ効果を発揮すると考えられた。この仮説に則り,より選択的なセロトニン再取込み阻害薬の開発がすすめられ,またセロトニン前駆物質であるトリプトファンや5HTP療法が試みられてきた3)。その治療効果については否定的見解もあるが,少なくともある一群のうつ病には有効といわれており,うつ病の病態にセロトニン欠乏が存在する可能性はあるといえる。
しかし一方,アミン再取込み阻害能のない抗うつ薬が開発され,臨床応用されているし,多くの抗うつ薬がセロトニン受容体を阻害することも知られている。しかも抗うつ薬は抗不安薬と異なり即効性ではなく,1〜2週間の反復投与後に抗うつ効果が発現するといわれているが,抗うつ薬の示すセロトニン再取込み阻害能は投与後数10分から数時間に出現する効果であるので,再取込み阻害能と臨床効果との間に時間的なずれが存在することになる。したがって抗うつ効果の発現は抗うつ薬のアミン再取込み阻害能に基づくセロトニン伝達の亢進の結果であると単純には言えなくなった。このような研究の進展のなかで,1970年代後半より抗うつ薬の作用をモノアミン受容体の側から検討しようとする試みが多くみられるようになった。
リチウムとセロトニン—神経化学的変化と行動変化の関連について
著者: 山脇成人 , 堀田和泉 , 内富庸介
ページ範囲:P.1283 - P.1287
I.はじめに
リチウム(Li)は現在躁病の治療薬として世界中で広く使用されているが,その研究の歴史は古く,今から40年近く前,つまり抗精神病薬が登場する以前の1949年にオーストラリアのCade2)により"Lithium salts in the treatment of psychotic excitement"と題する論文で報告された。Cadeが躁病にLi療法を試みたのは単なる思いつきではなかった。彼は躁病患者の尿をモルモットに投与したところ致死率が対照尿より高かったことから,躁病患者の異常行動は中枢神経系由来の尿酸が尿中に増加し,尿素の毒性を強めるたあと推測した。そこで水溶性の高い尿酸Liと尿素をモルモットに同時投与したところ,予想に反して尿素の毒性が弱められ,静穏作用も認められた。この作用がLiによることが確認できたため,臨床応用に踏み切った。しかしLiの中毒作用への危険意識が強く,その躁病に対する臨床効果が認められるためにはそれから約10年の歳月を要した。1954年からSchouら14)によってLiの躁病に対する有効性と安全性が再検討された結果,臨床応用可能であることが報告され,1960年代から使用され始めた。その後多くの臨床研究が積み重ねられ,Liの抗躁効果のみならず躁うつ病予防効果や抗うつ効果も報告されている。
Liはナトリウムやカリウムと同じ1価のアルカリ金属であるが,なぜこの単純なイオンが複雑な精神機能に作用するのかは大きな疑問である。Liの薬理作用に関しては膨大な数の研究が報告されているが,その内容は抗うつ薬の場合と同様に中枢モノアミン代謝およびその受容体に関する研究が多い。躁うつ病の病因に中枢セロトニン(5-HT)が重要な役割を演じていることは,本特集の他の著者によってすでに述べられている通りである。本稿では著者らの動物実験の結果をもとに中枢5-HT機能に及ぼすLiの薬理作用を,5-HT作動性神経の前シナプス機能と後シナプス機能に分けてまとめ,さらにこれらの神経化学的変化と行動変化の相関についても検討し,臨床効果との関連性を考察してみたい。
リチウムとセロトニン—神経内分泌学的側面
著者: 小山司 , 小田垣雄二 , 市川淳二 , 山下格
ページ範囲:P.1289 - P.1296
I.はじめに
1949年,Cade2)が躁病に対するリチウム塩の有効性を報告して以来,数多くの追試によってその抗躁効果が確認される一方,Schouら19)はリチウムには躁うつ病の予防効果もあることを報告し,現在では躁病の治療に欠くことのできない薬物となっている。また最近,リチウムの抗うつ効果18,22)についても論じられるようになり,感情安定化薬物としてのリチウムが有する特異な向精神作用や薬理作用に新たな関心がもたれている。
一方,躁うつ病の成因に関して,脳内,特に感情中枢におけるカテコールアミンやセロトニン(5-HT)の機能的異常によると考えるいわゆるモノアミン仮説4,20)が提唱されたことは周知の事実である。したがってリチウムの作用機序についても,これら脳内モノアミンとの関連で膨大な研究が行われてきた7)。このうち本特集のテーマである5-HT系に与える影響については,当初は主に5-HT代謝に関する研究が数多く行われたが,報告により結果がさまざまで,いまだ一定の結論に至っていない。しかし最近,脳内の受容体理論が確立され,受容体の結合実験技法などの新しい研究手技が導入されると,リチウムの作用機序における5-HT系の役割を,受容体機能との相互作用から改めて検討しなおす研究が盛んに行われるようになった。
研究と報告
治療的働きかけへの反応の仕方にもとづく精神分裂病圏患者の臨床的類型化の試み—「自己啓発型精神分裂病患者群」と「役割啓発的接近法」の提唱(第1報)
著者: 宮内勝 , 安西信雄 , 太田敏男 , 亀山知道 , 浅井歳之 , 池淵恵美 , 増井寛治 , 小澤道雄 , 染谷俊幸 , 原田誠一
ページ範囲:P.1297 - P.1307
抄録 本論では治療的働きかけへの反応の仕方により精神分裂病圏患者を2大別できることを述べた。すなわち,具体的で断定的な働きかけが奏効する群(「他者依存型精神分裂病患者群」)と混乱をひきおこす群(「自己啓発型精神分裂病患者群」)とに分けた。両者は働きかけへの反応の仕方のみでなく,いくつかの重要な臨床的所見において対照的な特徴を有していた。第1に,社会生活上必要な判断能力の体得の仕方にそれぞれ特徴があった。第2に,陽性症状,現実逃避的・誇大的空想,身体的愁訴,気分変動,「問題行動」,対人的態度などの臨床症状において差異が認められた。第3に,「自己啓発型精神分裂病患者群」は単純に模式化できる病態を示した。これらの特徴から両者は治療の早期に判別できることを述べた。本類型化が精神分裂病圏患者群の治療にいかに有益かは続報で述べる。
躁病の新診断基準一次試案による臨床試行
著者: 大井健 , 中村道彦 , 高橋三郎
ページ範囲:P.1309 - P.1318
抄録 精神科国際診断基準研究会が作成した躁病に関する新診断基準案を93例の人院患者(躁病と確定診断されたもの78例,確定診断に至らなかったもの15例)に適用した。その結果,従来診断との間で86%の高い一致度を示した。DSM-Ⅲ診断との比較では,診断特異性において新基準案が優るが,感度の面で劣る結果となり,躁病を規定する点でより厳格であるが,狭いことが示された。病型分類では,重症型が軽症型と比較して「気分のリズム」,「自己価値観の変化」,「抑制欠如」,「誇大観念」の項目で高い出現率を有し,重症型が多彩な症状を示した。また,精神病的病像を伴う型は,Schneiderの一級症状で71%の著しく高い出現率を示し,特異的な所見であった。しかし,重症型との比較で,その他の項目に有意な差を認めなかったことから,両者において躁症状の基本的構造には差が無いものと考えられた。
基礎疾患からみたCapgras症候群—症例報告とわが国の文献展望
著者: 井上和臣 , 忠井俊明 , 南川節子 , 有賀やよい , 中嶋照夫 , 加藤伸勝
ページ範囲:P.1319 - P.1326
抄録 Capgras症候群の3例を報告した。これらはいずれも基礎疾患を異にしており,症例1は精神分裂病(妄想型)の,症例2は退行期うつ病の経過中に,症例3は前交通動脈瘤破裂によるくも膜下出血後にCapgras症候群を認めた。症例1では取り替えの対象が夫や子供だけにとどまらず,医師や建物にまで拡大し,さらに,取り替えを説明する形での妄想の加工がみられた。症例2でも対象の拡大はみられたが,とりわけ患者の経営する学生寮の学生が行方不明になったという妄想が顕著で,これに罪業妄想と貧困妄想を伴っていた。これに対し,左前頭・頭頂葉に梗塞巣を有した症例3では対象は夫だけに限定され,他の2例のような妄想的加工は生じなかった。症例1,3にわが国での報告例28例を加えた30例について,基礎疾患の差異がCapgras症候群の病像と持続期間にどのように影響するかを比較検討した。
覚せい剤精神病の頻回入院例について
著者: 中谷陽二 , 坂口正道 , 藤森英之
ページ範囲:P.1327 - P.1334
抄録 精神科に10回以上の頻回入院歴をもつ覚せい剤精神病の男子患者5例の臨床経過を検討した。(1)入退院をはさんで精神状態が急激に変化しやすく,短期間の入院が繰り返される傾向が特徴的であった。(2)退院後,覚せい剤の再使用,アルコール依存が顕著な例での飲酒,心因とくに単身生活に由来する生活不安がおもな誘因となり,容易に精神病症状の再燃が生じた。(3)入院後,精神病症状の速やかな消退,すなわち2例での症状の消失,3例での症状の著しい緩和がみられた。後者の2例では,誇大的な幻覚・妄想が存続した。消退に関して,抗精神病薬の効果とともに,病院慣れのため入院によって安心感がえられるという心理的効果が重要と思われた。(4)再燃時は患者みずから救助を求めて入院するが,不安が容易に薄らぐことによって治療動機づけが弱まり,受療態度が不良となること,入院の反復につれ医療・福祉機関に依存的となることが,治療上の問題点と考えられた。
重篤な1急性睡眠剤中毒の血漿交換による治療例—とくに脳波所見と血中薬物濃度の推移
著者: 藤元ますみ , 猪狩中 , 高橋正典 , 坂西信彦 , 荒川文雄 , 大岩恭子 , 安藤利道 , 新村ヨシオ , 井上道雄 , 檜垣昌夫 , 小川良雄 , 星野真希夫 , 鈴木尚志 , 岡田まゆみ
ページ範囲:P.1335 - P.1340
抄録 大量の睡眠剤を服用し,重篤な昏睡状態を呈したため,全身管理,特に呼吸,循環器系の維持療法と4回の血漿交換を行い,後遺症なく回復しえた1症例を報告した。
患者は48歳の躁うつ病の女性。自殺目的にて致死量をはるかに上回るアモバルビタールの他2剤を服用した。全経過中,数回の脳波検査と血中濃度の測定を行い,臨床所見との関連を検討した。平坦脳波を示し,致命的血中濃度を上回り,長時間にわたり昏睡状態を呈した最重症の症例でも,救命の可能性はあると結論し,維持療法の重要姓,血漿交換の有用性について論じた。
短報
全身けいれん発作を初発症状とし,微細顆粒状の脳転移を呈した食道小細胞癌の1例
著者: 田北昌史 , 納富恵子 , 末次基洋 , 原泰三 , 友岡喜和子 , 神宮賢一 , 尾籠晃司 , 松隈哲人
ページ範囲:P.1341 - P.1343
I.はじめに
高齢者に初発したけいれん発作は,若年者の場合と異なり,脳血管奇形,脳腫瘍等の基礎疾患が存在することが多い。現在,これらの疾患の診断には主として,造影X線CTが用いられており,これにより脳器質疾患を認めない場合,これらによる症候性けいれんではないと考えるのが通例である。
しかし,我々は全身けいれん発作を初発症状とし,数回の造影X線CT検査を施行しながら,生前には確認できなかった特異な脳転移を呈した食道小細胞癌の1例を経験したので報告する。
長期にわたり経過を観察したChorea-acanthocytosisの1例—精神神経症状および検査所見の推移について
著者: 白石孝一 , 高橋祥友 , 大久保善朗 , 望月阿南 , 福澤等 , 假屋哲彦
ページ範囲:P.1345 - P.1347
I.はじめに
末梢血液中に有棘赤血球(図)の出現をともない,多彩な精神神経症状をきたす疾患にChorea-acanthocytosis(以下C-Aと略す)が知られている1)。この疾患は次のような特徴がある。1)家族発生,2)若年成人期発症,3)神経症状として,a.不随意運動 b.筋緊張低下・深部腱反射減弱 c.口部自咬症 d.てんかん発作,4)精神症状として,a.性格変化 b.痴呆(程度は軽く,正常知能にとどまる例も多い) c.精神分裂病様または躁うつ病様症状,5)検査所見として,a.有棘赤血球症 b.血清脂質は正常範囲 c.CPK上昇 d.頭部CT-スキャンで尾状核萎縮像 e.軽度の末梢神経障害・筋原性変化。
従来C-Aの多彩な症状の推移を長期間にわたって精神医学的観点から扱ったものはほとんどなく,また有棘赤血球の末梢血液中における出現率をはじめとして,各種の検査所見の変化を追跡検査したものもない。以前,高橋ら6)が報告したC-Aの1例について,その後の長期経過を観察し(約10年間),その多彩な精神神経症状および検査所見の推移を比較することができたのでここに報告する。
炭酸リチウムおよびTriazolamにより意識障害を呈し左側頭葉に低吸収領域を認めた躁うつ病の1例
著者: 橋本俊明 , 花田照久 , 水沢恭子
ページ範囲:P.1349 - P.1350
I.はじめに
炭酸リチウムおよびtriazolamは中枢性の副作用として,意識障害を呈することが知られている4,5,7,9,10)。また,側頭葉と精神症状の関係についても種々論じられている1〜3,6,8)。
Trimipramine投与中にせん妄状態およびけいれん重積状態を生じた透明中隔腔およびヴェルガ腔を有する1例
著者: 向井誠 , 切池信夫 , 大西博 , 植松直道 , 川北幸男
ページ範囲:P.1351 - P.1354
I.はじめに
透明中隔腔(Cavum Septi Pellucidi,以下CSPと略)とヴェルガ腔(Cavum Vergae,以下CVと略)を有する初老期の男性が初老期うつ病を来したので,trimipramine(Surmontil®)150mgにより加療中せん妄状態に陥り,さらにけいれん重積状態を来した。発作後のもうろう状態から回復後,抑うつ症状の著明な改善を認めたので,若干の考察を加えて報告する。
動き
感情障害のDNA研究
著者: 米田博
ページ範囲:P.1355 - P.1357
I.はじめに
近年遺伝子工学の進歩はめざましく,組換えDNA技術を用いた新しい研究方法が,臨床遺伝学にも導入され,いくつかの新しい成果を上げるようになっている。ことに,染色体上の位置が既に明らかになっている遺伝子(遺伝標識,genetic marker)と,問題になる遺伝子との相対的な位置関係を,家系分析によって解明する連鎖研究(linkage study)においては,組換えDNA技術によって,遺伝標識の数が急速に増大しており,それにともなって,研究も急速に進みつつある。例えば,精神科領域において,ハンチントン舞踏病は,Gusellaらによって,4番染色体上に遺伝子座位のあることが報告されている。
追悼
笠松 章先生を悼む
著者: 安永浩
ページ範囲:P.1358 - P.1358
笠松章先生はここ1年余,病気御療養中であられたが,昭和62年7月19日逝去された。終始近くにあった私どもにとっての痛恨事であるのはもとよりであるが,先生のあたたかで飾らぬお人柄を敬愛し,惜しむ方々は各界にわたって数多いことと思われる。謹みて哀悼の意を表し,御冥福を祈りたてまつる。
先生は明治43年,和歌山県にお生まれになり,海南中学,第三高等学校を経て昭和11年東京帝国大学医学部を御卒業,折しも戦時下のことで,応召,軍務にも服され,復員ののち,昭和31年東京大学助教授,東京大学医学部附属病院分院神経科科長として同院に精神科を開設された。
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精神医学 第29巻 総目次 フリーアクセス
ページ範囲:P. - P.
基本情報
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特集 精神科領域の専門資格—どうやって取得し,どのように臨床へ活かすか
65巻11号(2023年11月発行)
特集 精神疾患回復の時間経過を見通す
65巻10号(2023年10月発行)
特集 DSM-5からDSM-5-TRへ—何が変わったのか
65巻9号(2023年9月発行)
特集 拡がり続ける摂食障害(摂食症)—一般化とともに拡散・難治化する精神病理にどう対処するか
65巻8号(2023年8月発行)
特集 複雑性PTSDの臨床
65巻7号(2023年7月発行)
特集 子どものうつ病に気づく
65巻6号(2023年6月発行)
特集 精神科医療の必須検査—精神科医が知っておきたい臨床検査の最前線
65巻5号(2023年5月発行)
増大号特集 いま,知っておきたい発達障害 Q&A 98
65巻4号(2023年4月発行)
特集 わが国の若手による統合失調症研究最前線
65巻3号(2023年3月発行)
特集 災害精神医学—自然災害,人為災害,感染症パンデミックとこころのケア
65巻2号(2023年2月発行)
特集 精神医療・精神医学の組織文化のパラダイムシフト
65巻1号(2023年1月発行)
特集 精神医学における臨床研究のすゝめ—わが国で行われたさまざまな精神医学臨床研究を参考にして
64巻12号(2022年12月発行)
特集 死別にまつわる心理的苦痛—背景理論からケアおよびマネジメントまで
64巻11号(2022年11月発行)
特集 ひきこもりの理解と支援
64巻10号(2022年10月発行)
特集 精神・神経疾患に併存する過眠の背景病態と治療マネジメント
64巻9号(2022年9月発行)
特集 学校で精神疾患を「自分のこと」として教育する
64巻8号(2022年8月発行)
特集 ジェンダーをめぐる諸課題を理解する
64巻7号(2022年7月発行)
特集 Withコロナ時代の精神医学教育の進歩—卒前教育から生涯教育まで
64巻6号(2022年6月発行)
特集 認知症診療の新潮流—近未来の認知症診療に向けて
64巻5号(2022年5月発行)
増大号特集 精神科診療のピットフォール
64巻4号(2022年4月発行)
特集 家族支援を考える
64巻3号(2022年3月発行)
特集 精神神経疾患の治療とQOL
64巻2号(2022年2月発行)
特集 精神科におけるオンライン診療
64巻1号(2022年1月発行)
特集 超高齢期の精神疾患
63巻12号(2021年12月発行)
特集 うつ病のニューロモデュレーション治療の新展開
63巻11号(2021年11月発行)
特集 「実感と納得」に向けた病気と治療の伝え方
63巻10号(2021年10月発行)
特集 統合失調症の心理社会的治療—どのように使い分け,効果を最大化するか
63巻9号(2021年9月発行)
特集 産業精神保健の現状と課題
63巻8号(2021年8月発行)
特集 認知症診療における精神科医の役割を再考する
63巻7号(2021年7月発行)
特集 自殺の現状と予防対策—COVID-19の影響も含めて
63巻6号(2021年6月発行)
特集 強迫についてあらためて考える
63巻5号(2021年5月発行)
増大号特集 精神科クリニカル・パール—先達に学ぶ
63巻4号(2021年4月発行)
特集 精神医療に関する疫学のトピック—記述疫学,リスク研究からコホート研究まで
63巻3号(2021年3月発行)
特集 サイコーシスとは何か—概念,病態生理,診断・治療における意義
63巻2号(2021年2月発行)
特集 いじめと精神医学
63巻1号(2021年1月発行)
特集 新型コロナウイルス感染症ただなかの精神医療
62巻12号(2020年12月発行)
特集 身体症状症の病態と治療—器質因がはっきりしない身体症状をどう扱うか?
62巻11号(2020年11月発行)
特集 若年性認知症の疫学・臨床・社会支援
62巻10号(2020年10月発行)
特集 精神科臨床における共同意思決定(SDM)
62巻9号(2020年9月発行)
特集 周産期メンタルヘルスの今
62巻8号(2020年8月発行)
特集 精神科医療における病名告知—伝えるか,伝えるべきでないか?伝えるなら,いつ,どのように伝えるか?
62巻7号(2020年7月発行)
特集 「大人の発達障害」をめぐる最近の動向
62巻6号(2020年6月発行)
特集 精神科診断分類の背景にある考え方
62巻5号(2020年5月発行)
増大号特集 精神科診療のエビデンス—国内外の重要ガイドライン解説
62巻4号(2020年4月発行)
特集 ベンゾジアゼピン受容体作動薬の問題点と適正使用
62巻3号(2020年3月発行)
特集 精神医学・医療の未来を拓く人材育成
62巻2号(2020年2月発行)
特集 発達障害と認知症をめぐって
62巻1号(2020年1月発行)
特集 SUN☺D臨床試験のインパクト—日本初の医師主導型抗うつ薬大規模臨床試験から学ぶ
61巻12号(2019年12月発行)
特集 精神疾患における病識・疾病認識—治療における意義
61巻11号(2019年11月発行)
特集 医療現場での怒り—どのように評価しどのように対応するべきか
61巻10号(2019年10月発行)
特集 トラウマインフォームドケアと小児期逆境体験
61巻9号(2019年9月発行)
特集 高齢者の精神科救急・急性期医療
61巻8号(2019年8月発行)
特集 光と精神医学
61巻7号(2019年7月発行)
特集 今再び問う,内因性精神疾患と心因性精神疾患の概念
61巻6号(2019年6月発行)
特集 マインドフルネス療法は他の精神療法と何が違うのか?
61巻5号(2019年5月発行)
特集 精神医学における主観と主体
61巻4号(2019年4月発行)
特集 統合失調症の治療ゴールをめぐって
61巻3号(2019年3月発行)
特集 ICD-11のチェックポイント
61巻2号(2019年2月発行)
オピニオン パーソナリティ障害の現在
61巻1号(2019年1月発行)
特集 高齢者のメンタルヘルス
60巻12号(2018年12月発行)
特集 精神科臨床から何を学び,何を継承し,精神医学を改革・改良できたか(Ⅱ)
60巻11号(2018年11月発行)
特集 精神科臨床から何を学び,何を継承し,精神医学を改革・改良できたか(Ⅰ)
60巻10号(2018年10月発行)
特集 こころの発達の問題に関する“古典”をふりかえる
60巻9号(2018年9月発行)
特集 不眠症の治療と睡眠薬
60巻8号(2018年8月発行)
特集 作業療法を活用するには
60巻7号(2018年7月発行)
特集 双極Ⅱ型をめぐる諸問題
60巻6号(2018年6月発行)
特集 医療・医学の課題としての身体合併症
60巻5号(2018年5月発行)
特集 サイコオンコロジー
60巻4号(2018年4月発行)
特集 精神科診療におけるてんかん
60巻3号(2018年3月発行)
特集 せん妄をめぐる最近の動向
60巻2号(2018年2月発行)
特集 多様なアディクションとその対応
60巻1号(2018年1月発行)
特集 Research Domain Criteria(RDoC)プロジェクトの目指す新たな精神医学診断・評価システム
59巻12号(2017年12月発行)
特集 「統合失調症」再考(Ⅱ)
59巻11号(2017年11月発行)
特集 「統合失調症」再考(Ⅰ)
59巻10号(2017年10月発行)
59巻9号(2017年9月発行)
特集 精神疾患の生物学的診断指標—現状と開発研究の展望
59巻8号(2017年8月発行)
特集 国連障害者権利条約と権利ベースのアプローチ
59巻7号(2017年7月発行)
特集 MRIのT2・FLAIR画像での白質高信号の意味を読み解く
59巻6号(2017年6月発行)
特集 精神医学と睡眠学の接点
59巻5号(2017年5月発行)
特集 認知行動療法の現在とこれから—医療現場への普及と質の確保に向けて
59巻4号(2017年4月発行)
特集 改正道路交通法と医療の視点
59巻3号(2017年3月発行)
特集 ADHDをめぐる最近の動向
59巻2号(2017年2月発行)
オピニオン 精神科医にとっての薬物療法の意味
59巻1号(2017年1月発行)
特集 インターネット依存の現在
58巻12号(2016年12月発行)
58巻11号(2016年11月発行)
特集 認知症の人の認知機能障害,生活障害,行動・心理症状の構造
58巻10号(2016年10月発行)
58巻9号(2016年9月発行)
特集 精神科臨床にみる家庭・家族の現在—何が変わり何が変わらないのか?
58巻8号(2016年8月発行)
58巻7号(2016年7月発行)
特集 精神疾患の予防と早期治療アップデート
58巻6号(2016年6月発行)
58巻5号(2016年5月発行)
特集 成人の自閉スペクトラム症とライフステージの課題
58巻4号(2016年4月発行)
58巻3号(2016年3月発行)
58巻2号(2016年2月発行)
特集 妊娠・出産・育児とメンタルヘルスケア
58巻1号(2016年1月発行)
特集 社会認知研究の最近の動向
57巻12号(2015年12月発行)
57巻11号(2015年11月発行)
シンポジウム 家族と当事者からみた精神科医療・精神医学
57巻10号(2015年10月発行)
特集 精神医学と神経学の境界領域—最近のトピックスから
57巻9号(2015年9月発行)
特集 統合失調症の認知機能障害の臨床的意義
57巻8号(2015年8月発行)
オピニオン DSM-5—私はこう思う
57巻7号(2015年7月発行)
特集 自殺対策の現状
57巻6号(2015年6月発行)
57巻5号(2015年5月発行)
57巻4号(2015年4月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と今後の展望(Ⅱ)
57巻3号(2015年3月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と今後の展望(Ⅰ)
57巻2号(2015年2月発行)
57巻1号(2015年1月発行)
特集 今後の産業精神保健の課題—近年の行政施策の動向をふまえて
56巻12号(2014年12月発行)
56巻11号(2014年11月発行)
56巻10号(2014年10月発行)
特集 良質かつ適切な医療の提供—改正精神保健福祉法41条の具体化
56巻9号(2014年9月発行)
特集 うつ病の早期介入,予防(Ⅱ)
56巻8号(2014年8月発行)
特集 うつ病の早期介入,予防(Ⅰ)
56巻7号(2014年7月発行)
56巻6号(2014年6月発行)
56巻5号(2014年5月発行)
特集 大学生とメンタルヘルス―保健管理センターのチャレンジ
56巻4号(2014年4月発行)
56巻3号(2014年3月発行)
56巻2号(2014年2月発行)
56巻1号(2014年1月発行)
55巻12号(2013年12月発行)
55巻11号(2013年11月発行)
特集 アンチスティグマ活動の新しい転機Ⅱ
55巻10号(2013年10月発行)
特集 アンチスティグマ活動の新しい転機Ⅰ
55巻9号(2013年9月発行)
オピニオン 精神科医にとっての精神療法の意味
55巻8号(2013年8月発行)
特集 職場のメンタルヘルスと復職支援─その効果的な利用のために
55巻7号(2013年7月発行)
55巻6号(2013年6月発行)
55巻5号(2013年5月発行)
55巻4号(2013年4月発行)
55巻3号(2013年3月発行)
特集 SST最近の進歩と広がり
55巻2号(2013年2月発行)
55巻1号(2013年1月発行)
54巻12号(2012年12月発行)
54巻11号(2012年11月発行)
特集 アルコール・薬物関連障害
54巻10号(2012年10月発行)
特集 医療法に基づく精神疾患の地域医療計画策定
54巻9号(2012年9月発行)
54巻8号(2012年8月発行)
54巻7号(2012年7月発行)
54巻6号(2012年6月発行)
54巻5号(2012年5月発行)
54巻4号(2012年4月発行)
オピニオン マインドフルネス/アクセプタンス認知行動療法と森田療法
54巻3号(2012年3月発行)
オピニオン 認知症の終末期医療の対応:現状と課題―尊厳をどう守るか
54巻2号(2012年2月発行)
特集 障害者権利条約批准に係る国内法の整備:今後の精神科医療改革への萌芽
54巻1号(2012年1月発行)
53巻12号(2011年12月発行)
シンポジウム 精神医学研究の到達点と展望
53巻11号(2011年11月発行)
特集 震災時の避難大作戦:精神科編
53巻10号(2011年10月発行)
特集 裁判員制度と精神鑑定
53巻9号(2011年9月発行)
53巻8号(2011年8月発行)
特集 性同一性障害(GID)
53巻7号(2011年7月発行)
53巻6号(2011年6月発行)
53巻5号(2011年5月発行)
特集 成人てんかんの国際分類と医療の現状
53巻4号(2011年4月発行)
シンポジウム 気分障害の生物学的研究の最新動向─DSM,ICD改訂に向けて
53巻3号(2011年3月発行)
53巻2号(2011年2月発行)
特集 統合失調症の予後改善に向けての新たな戦略
53巻1号(2011年1月発行)
52巻12号(2010年12月発行)
52巻11号(2010年11月発行)
52巻10号(2010年10月発行)
特集 高次脳機能障害をめぐって
52巻9号(2010年9月発行)
52巻8号(2010年8月発行)
52巻7号(2010年7月発行)
52巻6号(2010年6月発行)
52巻5号(2010年5月発行)
特集 児童期における精神疾患の非定型性―成人期の精神疾患と対比して
52巻4号(2010年4月発行)
特集 内因性精神疾患の死後脳研究
52巻3号(2010年3月発行)
特集 総合病院精神科衰退の危機と総合病院精神医学会の果たすべき役割
52巻2号(2010年2月発行)
52巻1号(2010年1月発行)
51巻12号(2009年12月発行)
51巻11号(2009年11月発行)
特集 現代の自殺をめぐる話題
51巻10号(2009年10月発行)
特集 若年性認知症をめぐる諸問題
51巻9号(2009年9月発行)
51巻8号(2009年8月発行)
51巻7号(2009年7月発行)
特集 精神疾患と睡眠マネージメント―最新の知見
51巻6号(2009年6月発行)
51巻5号(2009年5月発行)
51巻4号(2009年4月発行)
シンポジウム うつ病と自殺に医師はどう対応するのか―医師臨床研修並びに生涯研修における精神科の役割
51巻3号(2009年3月発行)
特集 社会脳をめぐって
51巻2号(2009年2月発行)
シンポジウム 統合失調症の脳科学
51巻1号(2009年1月発行)
50巻12号(2008年12月発行)
特集 Assertive Community Treatment(ACT)は日本の地域精神医療の柱になれるか?
50巻11号(2008年11月発行)
50巻10号(2008年10月発行)
50巻9号(2008年9月発行)
50巻8号(2008年8月発行)
特集 成人期のアスペルガー症候群・Ⅱ
50巻7号(2008年7月発行)
特集 成人期のアスペルガー症候群・Ⅰ
50巻6号(2008年6月発行)
特集 疲労と精神障害―ストレス-疲労-精神障害について
50巻5号(2008年5月発行)
50巻4号(2008年4月発行)
50巻3号(2008年3月発行)
特集 精神疾患に対する早期介入の現状と将来
50巻2号(2008年2月発行)
50巻1号(2008年1月発行)
特集 精神医学的コミュニケーションとは何か―精神科専門医を目指す人のために
49巻12号(2007年12月発行)
49巻11号(2007年11月発行)
シンポジウム ストレスと精神生物学―新しい診断法を目指して
49巻10号(2007年10月発行)
49巻9号(2007年9月発行)
特集 「緩和ケアチーム」―精神科医に期待すること,精神科医ができること
49巻8号(2007年8月発行)
49巻7号(2007年7月発行)
特集 レビー小体型認知症をめぐって
49巻6号(2007年6月発行)
49巻5号(2007年5月発行)
特集 睡眠と精神医学:「睡眠精神医学」の推進
49巻4号(2007年4月発行)
49巻3号(2007年3月発行)
特集 統合失調症と感情障害の補助診断法の最近の進歩
49巻2号(2007年2月発行)
49巻1号(2007年1月発行)
シンポジウム 児童思春期の攻撃性・衝動性の理解と援助-ライフサイクルの視点から考える
48巻12号(2006年12月発行)
シンポジウム 気分障害治療の新たな展開
48巻11号(2006年11月発行)
48巻10号(2006年10月発行)
48巻9号(2006年9月発行)
特集 新医師臨床研修制度に基づく精神科ローテート研修の評価
48巻8号(2006年8月発行)
48巻7号(2006年7月発行)
48巻6号(2006年6月発行)
特集 オグメンテーション療法か,多剤併用療法か
48巻5号(2006年5月発行)
シンポジウム MCIとLNTDをめぐって
48巻4号(2006年4月発行)
48巻3号(2006年3月発行)
特集 災害精神医学の10年―経験から学ぶ
48巻2号(2006年2月発行)
48巻1号(2006年1月発行)
47巻12号(2005年12月発行)
シンポジウム 精神医療システムの改革:その理念とエビデンス
47巻11号(2005年11月発行)
特集 電気けいれん療法
47巻10号(2005年10月発行)
47巻9号(2005年9月発行)
47巻8号(2005年8月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と課題
47巻7号(2005年7月発行)
47巻6号(2005年6月発行)
47巻5号(2005年5月発行)
47巻4号(2005年4月発行)
47巻3号(2005年3月発行)
47巻2号(2005年2月発行)
特集 時代による精神疾患の病像変化
47巻1号(2005年1月発行)
46巻12号(2004年12月発行)
46巻11号(2004年11月発行)
46巻10号(2004年10月発行)
特集 精神科医療における介護保険制度
46巻9号(2004年9月発行)
46巻8号(2004年8月発行)
シンポジウム 精神障害治療の新展開
46巻7号(2004年7月発行)
46巻6号(2004年6月発行)
特集 精神科医療における危機介入
46巻5号(2004年5月発行)
46巻4号(2004年4月発行)
46巻3号(2004年3月発行)
46巻2号(2004年2月発行)
46巻1号(2004年1月発行)
特集 臨床心理技術者の国家資格化についての主張
45巻12号(2003年12月発行)
特集 統合失調症と認知機能―最近の話題
45巻11号(2003年11月発行)
特集 ICFと精神医学
45巻10号(2003年10月発行)
特集 新医師臨床研修制度における精神科研修はどうあるべきか
45巻9号(2003年9月発行)
45巻8号(2003年8月発行)
シンポジウム 痴呆症とパーキンソン病研究の新展開―原因分子の発見をてがかりとして
45巻7号(2003年7月発行)
45巻6号(2003年6月発行)
特集 統合失調症とは何か―Schizophrenia概念の変遷
45巻5号(2003年5月発行)
45巻4号(2003年4月発行)
特集 新医師臨床研修制度の課題―求められる医師像と精神科卒後教育の役割
45巻3号(2003年3月発行)
特集 ひきこもりの病理と診断・治療
45巻2号(2003年2月発行)
45巻1号(2003年1月発行)
44巻12号(2002年12月発行)
シンポジウム WHO精神保健レポートと日本の課題
44巻11号(2002年11月発行)
特集 精神疾患の脳画像解析と臨床応用の将来
44巻10号(2002年10月発行)
44巻9号(2002年9月発行)
44巻8号(2002年8月発行)
特集 精神疾患と認知機能
44巻7号(2002年7月発行)
特別企画 WPA 2002 横浜大会に期待する
44巻6号(2002年6月発行)
特集 司法精神医学の今日的課題
44巻5号(2002年5月発行)
44巻4号(2002年4月発行)
44巻3号(2002年3月発行)
特集 新しい向精神薬の薬理・治療
44巻2号(2002年2月発行)
44巻1号(2002年1月発行)
43巻12号(2001年12月発行)
43巻11号(2001年11月発行)
特集 青少年犯罪と精神医学
43巻10号(2001年10月発行)
シンポジウム 精神分裂病の心理社会的治療の進歩
43巻9号(2001年9月発行)
43巻8号(2001年8月発行)
43巻7号(2001年7月発行)
43巻6号(2001年6月発行)
特集 社会構造の変化と高齢者問題
43巻5号(2001年5月発行)
特別企画 薬物依存者に対する精神保健・精神科医療体制
43巻4号(2001年4月発行)
43巻3号(2001年3月発行)
43巻2号(2001年2月発行)
特集 今,なぜ病跡学か
43巻1号(2001年1月発行)
42巻12号(2000年12月発行)
シンポジウム ライフサイクルと睡眠障害
42巻11号(2000年11月発行)
42巻10号(2000年10月発行)
特集 職場の精神保健
42巻9号(2000年9月発行)
42巻8号(2000年8月発行)
42巻7号(2000年7月発行)
42巻6号(2000年6月発行)
42巻5号(2000年5月発行)
特集 精神疾患の発病規定因子
42巻4号(2000年4月発行)
42巻3号(2000年3月発行)
特別企画 精神医学,医療の将来
42巻2号(2000年2月発行)
シンポジウム 新しい精神医学の構築—21世紀への展望
42巻1号(2000年1月発行)
41巻12号(1999年12月発行)
特集 児童精神科医療の課題
41巻11号(1999年11月発行)
41巻10号(1999年10月発行)
41巻9号(1999年9月発行)
41巻8号(1999年8月発行)
41巻7号(1999年7月発行)
41巻6号(1999年6月発行)
特集 治療抵抗性の精神障害とその対応
41巻5号(1999年5月発行)
41巻4号(1999年4月発行)
41巻3号(1999年3月発行)
41巻2号(1999年2月発行)
41巻1号(1999年1月発行)
特集 記憶障害の臨床
40巻12号(1998年12月発行)
シンポジウム がん,臓器移植とリエゾン精神医学—チーム医療における心のケア
40巻11号(1998年11月発行)
40巻10号(1998年10月発行)
40巻9号(1998年9月発行)
40巻8号(1998年8月発行)
シンポジウム 災害のもたらすもの—阪神・淡路大震災復興期のメンタルヘルス
40巻7号(1998年7月発行)
40巻6号(1998年6月発行)
40巻5号(1998年5月発行)
特集 アジアにおける最近の精神医学事情
40巻4号(1998年4月発行)
40巻3号(1998年3月発行)
40巻2号(1998年2月発行)
特集 精神病像を伴う躁うつ病および分裂感情障害の位置づけ—生物学的マーカーと診断・治療
40巻1号(1998年1月発行)
39巻12号(1997年12月発行)
39巻11号(1997年11月発行)
特集 精神科における合理的薬物選択アルゴリズム
39巻10号(1997年10月発行)
39巻9号(1997年9月発行)
39巻8号(1997年8月発行)
シンポジウム スーパービジョンとコンサルテーション—地域精神医療の方法
39巻7号(1997年7月発行)
39巻6号(1997年6月発行)
39巻5号(1997年5月発行)
特集 学校精神保健—教育との連携の実際
39巻4号(1997年4月発行)
39巻3号(1997年3月発行)
39巻2号(1997年2月発行)
39巻1号(1997年1月発行)
38巻12号(1996年12月発行)
シンポジウム 痴呆の薬物療法の最前線—向知性薬の臨床と基礎
38巻11号(1996年11月発行)
特集 精神医学における分子生物学的研究
38巻10号(1996年10月発行)
38巻9号(1996年9月発行)
38巻8号(1996年8月発行)
38巻7号(1996年7月発行)
38巻6号(1996年6月発行)
38巻5号(1996年5月発行)
特集 精神病理学の方法論—記述か計量か
38巻4号(1996年4月発行)
38巻3号(1996年3月発行)
38巻2号(1996年2月発行)
38巻1号(1996年1月発行)
37巻12号(1995年12月発行)
37巻11号(1995年11月発行)
37巻10号(1995年10月発行)
37巻9号(1995年9月発行)
37巻8号(1995年8月発行)
特集 外来精神科医療の現状と課題
37巻7号(1995年7月発行)
特集 阪神・淡路大震災—現場からの報告
37巻6号(1995年6月発行)
37巻5号(1995年5月発行)
37巻4号(1995年4月発行)
37巻3号(1995年3月発行)
37巻2号(1995年2月発行)
37巻1号(1995年1月発行)
特集 分裂病者の社会復帰—新しい展開
36巻12号(1994年12月発行)
シンポジウム アルツハイマー型痴呆の診断をめぐって
36巻11号(1994年11月発行)
36巻10号(1994年10月発行)
36巻9号(1994年9月発行)
36巻8号(1994年8月発行)
36巻7号(1994年7月発行)
36巻6号(1994年6月発行)
特集 精神医学と生物科学のクロストーク
36巻5号(1994年5月発行)
特集 精神疾患の新しい診断分類
36巻4号(1994年4月発行)
36巻3号(1994年3月発行)
36巻2号(1994年2月発行)
36巻1号(1994年1月発行)
特集 精神科治療の奏効機序
35巻12号(1993年12月発行)
35巻11号(1993年11月発行)
35巻10号(1993年10月発行)
35巻9号(1993年9月発行)
35巻8号(1993年8月発行)
シンポジウム 精神障害者の権利と能力—精神医学的倫理のジレンマ
35巻7号(1993年7月発行)
35巻6号(1993年6月発行)
35巻5号(1993年5月発行)
35巻4号(1993年4月発行)
特集 現代日本の社会精神病理
35巻3号(1993年3月発行)
35巻2号(1993年2月発行)
特集 加齢に関する精神医学的な問題
35巻1号(1993年1月発行)
34巻12号(1992年12月発行)
特集 精神科領域におけるインフォームド・コンセント
34巻11号(1992年11月発行)
34巻10号(1992年10月発行)
34巻9号(1992年9月発行)
34巻8号(1992年8月発行)
特集 薬物依存の臨床
34巻7号(1992年7月発行)
34巻6号(1992年6月発行)
34巻5号(1992年5月発行)
34巻4号(1992年4月発行)
34巻3号(1992年3月発行)
シンポジウム 境界例の診断と治療
34巻2号(1992年2月発行)
34巻1号(1992年1月発行)
33巻12号(1991年12月発行)
特集 不安の病理
33巻11号(1991年11月発行)
33巻10号(1991年10月発行)
33巻9号(1991年9月発行)
33巻8号(1991年8月発行)
33巻7号(1991年7月発行)
33巻6号(1991年6月発行)
33巻5号(1991年5月発行)
33巻4号(1991年4月発行)
33巻3号(1991年3月発行)
33巻2号(1991年2月発行)
特集 精神科領域におけるレセプター機能の研究の進歩
33巻1号(1991年1月発行)
32巻12号(1990年12月発行)
シンポジウム 「うつ」と睡眠
32巻11号(1990年11月発行)
32巻10号(1990年10月発行)
32巻9号(1990年9月発行)
32巻8号(1990年8月発行)
特集 精神疾患の現代的病像をめぐって
32巻7号(1990年7月発行)
32巻6号(1990年6月発行)
特集 精神分裂病の生物学的研究
32巻5号(1990年5月発行)
32巻4号(1990年4月発行)
32巻3号(1990年3月発行)
特集 向精神薬の見逃されやすい副作用と対策
32巻2号(1990年2月発行)
32巻1号(1990年1月発行)
31巻12号(1989年12月発行)
31巻11号(1989年11月発行)
31巻10号(1989年10月発行)
シンポジウム 精神障害者の責任能力
31巻9号(1989年9月発行)
31巻8号(1989年8月発行)
31巻7号(1989年7月発行)
31巻6号(1989年6月発行)
特集 現代社会と家族—諸病態との関連から
31巻5号(1989年5月発行)
31巻4号(1989年4月発行)
31巻3号(1989年3月発行)
31巻2号(1989年2月発行)
31巻1号(1989年1月発行)
特集 サーカディアンリズム—基礎から臨床へ
30巻12号(1988年12月発行)
30巻11号(1988年11月発行)
シンポジウム 痴呆とパーキンソニズム
30巻10号(1988年10月発行)
30巻9号(1988年9月発行)
特集 世界の精神科医療の動向
30巻8号(1988年8月発行)
30巻7号(1988年7月発行)
30巻6号(1988年6月発行)
シンポジウム 地域ケアと精神保健
30巻5号(1988年5月発行)
30巻4号(1988年4月発行)
創刊30周年記念特集 精神医学—最近の進歩 第2部
30巻3号(1988年3月発行)
創刊30周年記念特集 精神医学—最近の進歩 第1部
30巻2号(1988年2月発行)
30巻1号(1988年1月発行)
29巻12号(1987年12月発行)
特集 躁うつ病とセロトニン
29巻11号(1987年11月発行)
29巻10号(1987年10月発行)
29巻9号(1987年9月発行)
29巻8号(1987年8月発行)
29巻7号(1987年7月発行)
29巻6号(1987年6月発行)
29巻5号(1987年5月発行)
29巻4号(1987年4月発行)
29巻3号(1987年3月発行)
29巻2号(1987年2月発行)
29巻1号(1987年1月発行)
特集 老年精神医学
28巻12号(1986年12月発行)
28巻11号(1986年11月発行)
特集 脳の働きと心―大脳の機能をめぐって
28巻10号(1986年10月発行)
28巻9号(1986年9月発行)
28巻8号(1986年8月発行)
28巻7号(1986年7月発行)
28巻6号(1986年6月発行)
28巻5号(1986年5月発行)
28巻4号(1986年4月発行)
28巻3号(1986年3月発行)
28巻2号(1986年2月発行)
特集 現代の子供—心身の発達とその病理—東京都精神医学総合研究所 第13回シンボジウムから
28巻1号(1986年1月発行)
27巻12号(1985年12月発行)
特集 摂食障害の心理と治療
27巻11号(1985年11月発行)
27巻10号(1985年10月発行)
27巻9号(1985年9月発行)
27巻8号(1985年8月発行)
27巻7号(1985年7月発行)
27巻6号(1985年6月発行)
特集 前頭葉の神経心理学
27巻5号(1985年5月発行)
特集 精神分裂病の成因と治療—東京都精神医学総合研究所 第12回シンポジウムから
27巻4号(1985年4月発行)
27巻3号(1985年3月発行)
27巻2号(1985年2月発行)
特集 睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)―その病態と臨床
27巻1号(1985年1月発行)
26巻12号(1984年12月発行)
26巻11号(1984年11月発行)
26巻10号(1984年10月発行)
26巻9号(1984年9月発行)
26巻8号(1984年8月発行)
26巻7号(1984年7月発行)
特集 側頭葉障害における言語症状
26巻6号(1984年6月発行)
26巻5号(1984年5月発行)
26巻4号(1984年4月発行)
26巻3号(1984年3月発行)
26巻2号(1984年2月発行)
特集 DSM-III—その有用性と問題点
26巻1号(1984年1月発行)
特集 精神疾患に対する神経内分泌的アプローチ
25巻12号(1983年12月発行)
特集 カルバマゼピンの向精神作用
25巻11号(1983年11月発行)
25巻10号(1983年10月発行)
特集 少年非行の心理と病理—東京都精神医学総合研究所 第11回シンポジウムから
25巻9号(1983年9月発行)
25巻8号(1983年8月発行)
特集 児童精神医学の現状と将来—都立梅ケ丘病院30周年記念シンポジウムから
25巻7号(1983年7月発行)
25巻6号(1983年6月発行)
25巻5号(1983年5月発行)
25巻4号(1983年4月発行)
特集 聴覚失認
25巻3号(1983年3月発行)
特集 精神医学における病態モデル
25巻2号(1983年2月発行)
特集 薬物と睡眠をめぐって
25巻1号(1983年1月発行)
24巻12号(1982年12月発行)
特集 アルコール依存症の精神医学—東京都精神医学総合研究所 第10回シンポジウムから
24巻11号(1982年11月発行)
24巻10号(1982年10月発行)
特集 精神科診療所をめぐる諸問題
24巻9号(1982年9月発行)
24巻8号(1982年8月発行)
24巻7号(1982年7月発行)
24巻6号(1982年6月発行)
24巻5号(1982年5月発行)
24巻4号(1982年4月発行)
特集 視覚失認
24巻3号(1982年3月発行)
24巻2号(1982年2月発行)
特集 リチウムの臨床と基礎—最近の話題
24巻1号(1982年1月発行)
23巻12号(1981年12月発行)
23巻11号(1981年11月発行)
特集 Ⅱ.アジアにおける精神衛生問題
23巻10号(1981年10月発行)
特集 失行
23巻9号(1981年9月発行)
23巻8号(1981年8月発行)
23巻7号(1981年7月発行)
特集 てんかんのメカニズムと治療—東京都精神医学総合研究所 第8回シンポジウムから
23巻6号(1981年6月発行)
23巻5号(1981年5月発行)
23巻4号(1981年4月発行)
23巻3号(1981年3月発行)
23巻2号(1981年2月発行)
23巻1号(1981年1月発行)
22巻12号(1980年12月発行)
特集 躁うつ病の生物学
22巻11号(1980年11月発行)
特集 Butyrophenone系抗精神病薬の臨床精神薬理学
22巻10号(1980年10月発行)
特集 日本精神医学と松沢病院
22巻9号(1980年9月発行)
22巻8号(1980年8月発行)
特集 思春期の精神医学的諸問題—東京都精神医学総合研究所 第7回シンポジウムから
22巻7号(1980年7月発行)
特集 Brain Function Testへのアプローチ
22巻6号(1980年6月発行)
22巻5号(1980年5月発行)
特集 睡眠研究—最近の進歩
22巻4号(1980年4月発行)
22巻3号(1980年3月発行)
22巻2号(1980年2月発行)
特集 向精神薬をめぐる最近の諸問題
22巻1号(1980年1月発行)
特集 幻覚
21巻12号(1979年12月発行)
21巻11号(1979年11月発行)
特集 精神分裂病の生物学
21巻10号(1979年10月発行)
21巻9号(1979年9月発行)
21巻8号(1979年8月発行)
特集 老人の精神障害—東京都精神医学総合研究所,第6回シンポジウムから
21巻7号(1979年7月発行)
特集 精神分裂病の遺伝因と環境因
21巻6号(1979年6月発行)
特集 創刊20周年記念 第2部
21巻5号(1979年5月発行)
特集 創刊20周年記念 第1部
21巻4号(1979年4月発行)
21巻3号(1979年3月発行)
21巻2号(1979年2月発行)
特集 妄想
21巻1号(1979年1月発行)
20巻12号(1978年12月発行)
特集 精神鑑定
20巻11号(1978年11月発行)
20巻10号(1978年10月発行)
シンポジウム 精神分裂病者の治療について—東京都精神医学総合研究所,第5回シンポジウムから
20巻9号(1978年9月発行)
20巻8号(1978年8月発行)
20巻7号(1978年7月発行)
20巻6号(1978年6月発行)
20巻5号(1978年5月発行)
20巻4号(1978年4月発行)
20巻3号(1978年3月発行)
20巻2号(1978年2月発行)
20巻1号(1978年1月発行)
19巻12号(1977年12月発行)
特集 青年期の精神病理
19巻11号(1977年11月発行)
シンポジウム こころとからだ—東京都精神医学総合研究所,第4回シンポジウムから
19巻10号(1977年10月発行)
19巻9号(1977年9月発行)
19巻8号(1977年8月発行)
特集 在宅精神医療(2)—社会復帰活動とその周辺
19巻7号(1977年7月発行)
19巻6号(1977年6月発行)
19巻5号(1977年5月発行)
19巻4号(1977年4月発行)
特集 精神分裂病の精神生理学
19巻3号(1977年3月発行)
19巻2号(1977年2月発行)
シンポジウム 生のリズムとその障害—東京都精神医学総合研究所,第3回シンポジウムから
19巻1号(1977年1月発行)
18巻12号(1976年12月発行)
特集 近代日本の宗教と精神医学
18巻11号(1976年11月発行)
18巻10号(1976年10月発行)
18巻9号(1976年9月発行)
18巻8号(1976年8月発行)
18巻7号(1976年7月発行)
18巻6号(1976年6月発行)
特集 在宅精神医療—日常生活における指導と治療
18巻5号(1976年5月発行)
シンポジウム 大都市の病理と精神障害—東京都精神医学総合研究所第2回シンポジウムから
18巻4号(1976年4月発行)
18巻3号(1976年3月発行)
18巻2号(1976年2月発行)
18巻1号(1976年1月発行)
17巻13号(1975年12月発行)
臨時増刊号特集 精神医学における日本的特性
17巻12号(1975年12月発行)
17巻11号(1975年11月発行)
17巻10号(1975年10月発行)
17巻9号(1975年9月発行)
17巻8号(1975年8月発行)
17巻7号(1975年7月発行)
17巻6号(1975年6月発行)
17巻5号(1975年5月発行)
17巻4号(1975年4月発行)
17巻3号(1975年3月発行)
17巻2号(1975年2月発行)
17巻1号(1975年1月発行)
16巻12号(1974年12月発行)
16巻11号(1974年11月発行)
シンポジウム 現代における精神医学研究の課題—東京都精神医学総合研究所開設記念シンポジウムから
16巻10号(1974年10月発行)
16巻9号(1974年9月発行)
16巻7号(1974年7月発行)
シンポジウム 向精神薬療法の現状と問題点—Dr. Frank J. Ayd, Jr. を迎えて
16巻6号(1974年6月発行)
誌上シンポジウム 日本の精神医療についての4つの意見
16巻5号(1974年5月発行)
16巻4号(1974年4月発行)
16巻3号(1974年3月発行)
16巻2号(1974年2月発行)
16巻1号(1974年1月発行)
15巻12号(1973年12月発行)
特集 精神障害と家族
15巻11号(1973年11月発行)
15巻10号(1973年10月発行)
15巻9号(1973年9月発行)
15巻8号(1973年8月発行)
15巻7号(1973年7月発行)
15巻6号(1973年6月発行)
15巻5号(1973年5月発行)
15巻4号(1973年4月発行)
特集 痴呆の臨床と鑑別
15巻3号(1973年3月発行)
15巻2号(1973年2月発行)
15巻1号(1973年1月発行)
14巻12号(1972年12月発行)
特集 精神障害者の動態
14巻11号(1972年11月発行)
14巻10号(1972年10月発行)
14巻9号(1972年9月発行)
14巻8号(1972年8月発行)
14巻7号(1972年7月発行)
14巻6号(1972年6月発行)
14巻5号(1972年5月発行)
特集 てんかん分類へのアプローチ
14巻4号(1972年4月発行)
14巻3号(1972年3月発行)
14巻2号(1972年2月発行)
特集 作業療法
14巻1号(1972年1月発行)
13巻12号(1971年12月発行)
特集 社会変動と精神医学
13巻11号(1971年11月発行)
13巻10号(1971年10月発行)
特集 内因性精神病の生物学的研究
13巻9号(1971年9月発行)
13巻8号(1971年8月発行)
13巻7号(1971年7月発行)
13巻6号(1971年6月発行)
13巻5号(1971年5月発行)
特集 向精神薬をめぐる問題点
13巻4号(1971年4月発行)
13巻3号(1971年3月発行)
13巻2号(1971年2月発行)
13巻1号(1971年1月発行)
12巻12号(1970年12月発行)
特集 社会のなかの精神科医
12巻11号(1970年11月発行)
12巻10号(1970年10月発行)
12巻9号(1970年9月発行)
12巻8号(1970年8月発行)
12巻7号(1970年7月発行)
12巻6号(1970年6月発行)
特集 境界例の病理と治療
12巻5号(1970年5月発行)
特集 対人恐怖
12巻4号(1970年4月発行)
12巻3号(1970年3月発行)
12巻2号(1970年2月発行)
特集 医療危機と精神科医—第6回日本精神病理・精神療法学会 討論集会をめぐって
12巻1号(1970年1月発行)
11巻12号(1969年12月発行)
11巻11号(1969年11月発行)
11巻10号(1969年10月発行)
11巻9号(1969年9月発行)
11巻8号(1969年8月発行)
11巻7号(1969年7月発行)
11巻6号(1969年6月発行)
11巻5号(1969年5月発行)
特集 心気症をめぐつて
11巻4号(1969年4月発行)
11巻3号(1969年3月発行)
特集 医学教育と精神療法
11巻2号(1969年2月発行)
11巻1号(1969年1月発行)
10巻12号(1968年12月発行)
10巻11号(1968年11月発行)
10巻10号(1968年10月発行)
10巻9号(1968年9月発行)
10巻8号(1968年8月発行)
10巻7号(1968年7月発行)
特集 集団精神療法(日本精神病理・精神療法学会第4回大会シンポジウム)
10巻6号(1968年6月発行)
10巻5号(1968年5月発行)
特集 うつ病—日本精神病理・精神療法学会(第4回大会シンポジウム)
10巻4号(1968年4月発行)
10巻3号(1968年3月発行)
10巻2号(1968年2月発行)
10巻1号(1968年1月発行)
9巻12号(1967年12月発行)
9巻11号(1967年11月発行)
9巻10号(1967年10月発行)
9巻9号(1967年9月発行)
9巻8号(1967年8月発行)
9巻7号(1967年7月発行)
特集 精神療法の技法と理論—とくに人間関係と治癒像をめぐって
9巻6号(1967年6月発行)
特集 心因をめぐる諸問題
9巻5号(1967年5月発行)
特集 創造と表現の病理
9巻4号(1967年4月発行)
特集 精神療法における治癒機転
9巻3号(1967年3月発行)
9巻2号(1967年2月発行)
特集 精神分裂病の診断基準—とくに“Praecoxgefühl”について
9巻1号(1967年1月発行)
特集 内因性精神病の疾病論
8巻12号(1966年12月発行)
特集 うつ病の臨床
8巻11号(1966年11月発行)
特集 宗教と精神医学
8巻10号(1966年10月発行)
特集 地域精神医学—その理論と実践
8巻9号(1966年9月発行)
8巻8号(1966年8月発行)
8巻7号(1966年7月発行)
特集 精神医療体系のなかでの精神病院の位置づけ
8巻6号(1966年6月発行)
特集 薬物と精神療法
8巻5号(1966年5月発行)
8巻4号(1966年4月発行)
特集 精神分裂病の家族研究
8巻3号(1966年3月発行)
特集 精神活動とポリグラフ
8巻2号(1966年2月発行)
8巻1号(1966年1月発行)
7巻12号(1965年12月発行)
7巻11号(1965年11月発行)
7巻10号(1965年10月発行)
7巻9号(1965年9月発行)
7巻8号(1965年8月発行)
7巻7号(1965年7月発行)
7巻6号(1965年6月発行)
特集 呉秀三先生の生誕100年を記念して
7巻5号(1965年5月発行)
7巻4号(1965年4月発行)
7巻3号(1965年3月発行)
特集 精神分裂病の“治癒”とは何か
7巻2号(1965年2月発行)
特集 精神療法の限界と危険
7巻1号(1965年1月発行)
6巻12号(1964年12月発行)
6巻11号(1964年11月発行)
特集 向精神薬・抗けいれん剤の効果判定法
6巻10号(1964年10月発行)
6巻9号(1964年9月発行)
6巻8号(1964年8月発行)
6巻7号(1964年7月発行)
6巻6号(1964年6月発行)
6巻5号(1964年5月発行)
6巻4号(1964年4月発行)
6巻3号(1964年3月発行)
6巻2号(1964年2月発行)
特集 神経症の日本的特性
6巻1号(1964年1月発行)
特集 近接領域からの発言
5巻12号(1963年12月発行)
5巻11号(1963年11月発行)
5巻10号(1963年10月発行)
5巻9号(1963年9月発行)
5巻8号(1963年8月発行)
5巻7号(1963年7月発行)
5巻6号(1963年6月発行)
5巻5号(1963年5月発行)
5巻4号(1963年4月発行)
5巻3号(1963年3月発行)
特集 てんかん
5巻2号(1963年2月発行)
特集 病識〔精神病理懇話会講演および討議〕
5巻1号(1963年1月発行)
4巻12号(1962年12月発行)
4巻11号(1962年11月発行)
特集 睡眠
4巻10号(1962年10月発行)
4巻9号(1962年9月発行)
4巻8号(1962年8月発行)
4巻7号(1962年7月発行)
4巻6号(1962年6月発行)
4巻5号(1962年5月発行)
4巻4号(1962年4月発行)
4巻3号(1962年3月発行)
4巻2号(1962年2月発行)
4巻1号(1962年1月発行)
3巻12号(1961年12月発行)
特集 非定型内因性精神病
3巻11号(1961年11月発行)
3巻10号(1961年10月発行)
3巻9号(1961年9月発行)
3巻8号(1961年8月発行)
3巻7号(1961年7月発行)
3巻6号(1961年6月発行)
3巻5号(1961年5月発行)
3巻4号(1961年4月発行)
3巻3号(1961年3月発行)
3巻2号(1961年2月発行)
3巻1号(1961年1月発行)
特集 妄想の人間学—精神病理懇話会講演ならびに討論