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動き
感情障害のDNA研究
著者: 米田博1
所属機関: 1大阪医科大学神経精神医学教室
ページ範囲:P.1355 - P.1357
文献購入ページに移動I.はじめに
近年遺伝子工学の進歩はめざましく,組換えDNA技術を用いた新しい研究方法が,臨床遺伝学にも導入され,いくつかの新しい成果を上げるようになっている。ことに,染色体上の位置が既に明らかになっている遺伝子(遺伝標識,genetic marker)と,問題になる遺伝子との相対的な位置関係を,家系分析によって解明する連鎖研究(linkage study)においては,組換えDNA技術によって,遺伝標識の数が急速に増大しており,それにともなって,研究も急速に進みつつある。例えば,精神科領域において,ハンチントン舞踏病は,Gusellaらによって,4番染色体上に遺伝子座位のあることが報告されている。
近年遺伝子工学の進歩はめざましく,組換えDNA技術を用いた新しい研究方法が,臨床遺伝学にも導入され,いくつかの新しい成果を上げるようになっている。ことに,染色体上の位置が既に明らかになっている遺伝子(遺伝標識,genetic marker)と,問題になる遺伝子との相対的な位置関係を,家系分析によって解明する連鎖研究(linkage study)においては,組換えDNA技術によって,遺伝標識の数が急速に増大しており,それにともなって,研究も急速に進みつつある。例えば,精神科領域において,ハンチントン舞踏病は,Gusellaらによって,4番染色体上に遺伝子座位のあることが報告されている。
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