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抄録 不安とうつの関係は,歴史的に一元論的立場と二元論的立場が相半ばしているが,未だ不分明のところが多い。そこで,両者の関係を少しでも明確にするために,不安とうつに関係する変数を一つでも減らすことを考えた。その具体的方法として病前性格を一定にすることにし,テレンバッハのメランコリー親和型性格に発する不安神経症7例(A群)とうつ病20例(D群)を比較検討した。
その結果,発病状況として,A群では過労,更年期障害といった身体的生命の危機が,D群では仕事。対人関係の破綻を意味する社会的生命の危機が関係していることをみた。
その結果,発病状況として,A群では過労,更年期障害といった身体的生命の危機が,D群では仕事。対人関係の破綻を意味する社会的生命の危機が関係していることをみた。
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