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短報
Kleine-Levin症候群の1女性例
著者: 福西勇夫1 早原敏之1 細川清1
所属機関: 1香川医科大学精神神経科
ページ範囲:P.199 - P.201
文献購入ページに移動I.はじめに
Kleine-Levin症候群(以下KLSと略す)は,過食を伴う周期性傾眠症として知られている。臨床的特徴の一つとして,圧倒的に男性に多く,思春期に発症し,成人になると自然治癒すると言われている6)。KLSは非常に稀であり,しかも予後が良好なため未だ不明な点が数多くある。
今回われわれは,19歳に発症し,昭和58年7月から昭和61年3月までに,計8回の病相期(傾眠,過食,軽躁状態)を呈したKLS症候群の1女性例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する。
Kleine-Levin症候群(以下KLSと略す)は,過食を伴う周期性傾眠症として知られている。臨床的特徴の一つとして,圧倒的に男性に多く,思春期に発症し,成人になると自然治癒すると言われている6)。KLSは非常に稀であり,しかも予後が良好なため未だ不明な点が数多くある。
今回われわれは,19歳に発症し,昭和58年7月から昭和61年3月までに,計8回の病相期(傾眠,過食,軽躁状態)を呈したKLS症候群の1女性例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する。
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