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短報
Alzheimer型痴呆におけるdopamine作動性neuronsの形態学的・生化学的変化
著者: 一宮洋介13 新井平伊14 小林一成1 小阪憲司12 飯塚礼二3
所属機関: 1東京都立松沢病院精神科 2東京都精神医学総合研究所神経病理 3順天堂大学医学部精神医学教室 4東京都精神医学総合研究所精神薬理
ページ範囲:P.206 - P.208
文献購入ページに移動Alzheimer型痴呆(Alzhdmer-type dementia:ATD)の病態,病因を解明するために,近年ATD患者死後脳の生化学的検索がなされており,ATDでは,choline系,noradrenaline系,serotonin系など,いくつかのneuron系が障害されていることが示唆されている1)。しかし,同一症例において,これらのneuron系の変化を同時に検討したものはない。そこでわれわれ6)は同一のATD患者死後脳において,神経病理学的検索と生化学的検索を組み合わせて行い,ATDではcholine系の障害のみでなく,noradrenaline系,serotonin系の障害も同時に存在することをすでに報告した。
今回,われわれは,さらにこれらの症例におけるdopamine系の変化を検討したので報告する。
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