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短報
学校でのいじめによって発症した転換障害の1症例
著者: 林竜介12 竹内龍雄2 小泉準三3
所属機関: 1筑波大学附属病院 2帝京大学医学部附属市原病院精神神経科 3筑波大学臨床医学系(精神医学)
ページ範囲:P.329 - P.331
文献購入ページに移動最近,全国の小・中・高校等で生徒同士によるいじめが多発し,大きな社会問題としてマスコミ等で取り上げられ,クローズ・アップされている。被害を受けた生徒の中には,心身に障害を起こし,その回復に困難をきたす者も少なくないと言われており4),この問題は,教育のみならず精神医学の上からも今日的な課題の一つとなっている。我々はこのたび,中学校でいじめられたことを契機に典型的な転換障害(DSM-Ⅲ)を発症した1症例を経験した。精神医学の臨床的立場からのこのような症例の発表は少ないと思われるので,若干の考察を加えて報告したい。
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