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文献詳細

雑誌文献

精神医学29巻3号

1987年03月発行

文献概要

短報

炭酸リチウムとアルプラゾラムの併用によりリチウム中毒を呈した躁うつ病の1例

著者: 三上泰久1 山下努1 伊東隆雄1 猪俣光孝1 藤枝俊儀1

所属機関: 1旭川医科大学医学部精神医学講座

ページ範囲:P.337 - P.339

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I.はじめに
 炭酸リチウムと抗不安薬の薬物相互作用に関しては未だ十分な研究は行われていないものの,危険な副作用の報告は極めて少なく4),一般に安全と考えられている3,5)。このたび我々は炭酸リチウム維持量投与中の躁うつ病の1症例に対し,抑うつ状態の改善を図るためアルプラゾラムを併用したところ,両薬剤のinteractionに起因すると思われるリチウム中毒の発現を経験したのでその経過を報告するとともに両剤のinteractionについて考察する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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