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一民間単科精神病院における入院患者統計—10年間隔3時点での比較
著者: 小林宏1 安立真一1 菅純子1 河瀬久幸1 竹内徹1 岩瀬正次1 川島富久子1 川島保之助1
所属機関: 1守山荘病院
ページ範囲:P.545 - P.552
文献購入ページに移動精神医療の流れが入院治療から外来,地域内治療へと移りつつあるといわれている。しかし一方精神病院在院患者のほうは在院期間の延長や高齢化の傾向がみられる。
それでは精神病院へ入院してくる患者についてはどのような変化があるのであろうか。この種の大学病院精神科の統計報告は多い5,7)が精神科単科病院の報告はまだ少ない。著者は以前当院の新来患者統計を調査した2)が,新来患者の入院する比率は減少していることが明らかとなった。再入院患者の実態がどのように変化しているのであろうか。最近の10年間隔の3期間に当院へ入院した全患者を対象として,調査し,その推移を検討したので報告する。
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