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研究と報告
被爆者37例にみられた精神障害—被爆後40年の調査
著者: 野中猛1 遠山照彦1 中沢正夫1 安東一郎1 林英樹1 三浦弘史1
所属機関: 1代々木病院精神神経科
ページ範囲:P.725 - P.733
文献購入ページに移動従来の研究がいわゆる‘神経衰弱状態’に注目したのに比し,40年の経過の中で精神病状態が少なからず発症していることが目立った。その特徴は,非定型的な症状が混在していること,病像が経過の中で変遷すること,全ての例で不定な身体症状を伴うことがあげられる。その病因論は今後の課題に残された。
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