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抄録 国立療養所山陽荘病院に,てんかん専門外来が開設されて以降2年間が経過した。この間に受診した502症例を対象に,主として初診前の治療状況を検討し,以下の結論を得た。
受診患者の65%がてんかんと診断されたが,初診前にみられた問題点として,診断学的には,類型診断とそれぞれの予後に応じた指導,治療学的には,類型の相違に対応した適剤選択と血清濃度に基づく適量の決定のいずれもがなされていないことが指摘できた。
受診患者の65%がてんかんと診断されたが,初診前にみられた問題点として,診断学的には,類型診断とそれぞれの予後に応じた指導,治療学的には,類型の相違に対応した適剤選択と血清濃度に基づく適量の決定のいずれもがなされていないことが指摘できた。
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