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研究と報告
国立療養所におけるてんかん専門外来の試み—第2報 治療経過と考察
著者: 久郷敏明1
所属機関: 1国立療養所山陽荘病院神経科
ページ範囲:P.957 - P.966
文献購入ページに移動 抄録 当科開設後1年6カ月以内に受診した401例を対象に,現在に至るまでの治療経過を検討した。全体では61%,てんかんでは73%が,当科と継続した治療関係を維持していた。
てんかんの薬物治療においては,包括的治療という視点から,治療の合理化,単純化を可能な限り試みている。観察時点での併用薬剤数は,2.2±1.1剤であり,35%では単剤治療が可能であった。途中経過ではあるが,49%の症例で,発作は完全に抑制されていた。非てんかん者においては,大多数で抗てんかん薬による治療を中止することができた。
てんかんの薬物治療においては,包括的治療という視点から,治療の合理化,単純化を可能な限り試みている。観察時点での併用薬剤数は,2.2±1.1剤であり,35%では単剤治療が可能であった。途中経過ではあるが,49%の症例で,発作は完全に抑制されていた。非てんかん者においては,大多数で抗てんかん薬による治療を中止することができた。
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