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研究と報告
全身性エリテマトーデスにおける脳のMRイメージ
著者: 児玉和宏1 佐藤甫夫1 岡田真一2 古関啓二郎1 伊豫雅臣1 山内直人2 坂本忠1 富山三雄1 長谷川雅彦1 佐藤壱三1 高林克日己3 小池隆夫3 末石真3 石出ゆり子4 冨岡玖夫3 吉田尚3
所属機関: 1千葉大学医学部神経精神医学教室 2帝京大学医学部付属市原病院精神科 3千葉大学医学部第二内科学教室 4千葉大学医学部第三内科学教室
ページ範囲:P.975 - P.983
文献購入ページに移動その結果,CTでは5例中4例に軽度大脳萎縮が認められた。MRIでは,CT上軽度大脳萎縮が認められた4例のうち3例において,CTでは対応する所見のない異常所見(反転回復像で低信号域,スピンエコー像で高信号域)が認められた。これらのMRIによる異常所見は,脳梗塞および可逆性の脳組織水分量の変化を表わしていると考えられた。
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