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健忘症候群の研究は,臨床・症候学,原因の追及などの初期の時代から,その本質,構造に関する研究,大脳病理学的研究の時代を経てこんにちにいたつているが,最近10年間のおもな業績は,精神病理学,大脳病理学,大脳生理学の面から行なわれ綜説としては,Adams, A.,Fschr. Neur. 27. 243,1959)の秀れた論文がある。以下従来の研究を懐古しつつ,最近の研究を簡単に記してみよう。
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