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文献詳細

雑誌文献

精神医学3巻11号

1961年11月発行

研究と報告

精神科領域からみたバセドウ氏病に対する手術効果の調査

著者: 福島幸雄1 田辺晋1 越後一1 隈寛二2

所属機関: 1神戸医科大学神経科教室 2隈病院

ページ範囲:P.907 - P.910

文献概要

Ⅰ.まえがき
 甲状腺機能亢進症,とくにバセドウ氏病の治療として,従来から行なわれている摘出術のほか,最近では抗甲状腺剤,さらに,放射性沃度の利用など,いろいろこころみられてきて,治療面において新しい発展がみられる。
 これらの治療法にはそれぞれ特色があるが,その適応範囲,副作用,治療効果などについて,なお未解決な点が多い。なかでも摘出術は抗甲状腺剤の使用により,手術後のクリーゼの予防が行なわれるようになつたためその危険は,ほとんどのぞかれ,その手術成績も優秀であり,いぜんとしてその有用性は大きいとみなくてはならない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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