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特集 非定型内因性精神病
非定型内因性精神病
著者: カールレオンハルト1 黒沢良介
所属機関: 1Nervenklinik der Charité der Humbolt-Universitat Berlin
ページ範囲:P.955 - P.957
文献購入ページに移動著者によればそううつ病の中には両方の極の症状を示す循環型の傍に,著者が名づけるように,単極の(einpolig)ManieあるいはEuphorieと,単極のMelancholieあるいはDepressionがあることを,著者は提議した。Kleistはそううつ病は一般に,それぞれ独立し,ただ相互にある親和性をもつているうつ病とそう病に分けられるとの意見である。しかし著者の,一部Neeleとともに行なつた研究によれば,遺伝生物学的単位としてのそううつ病が確かに存在し,その傍に遺伝生物学的に独立した単極の形があることが明らかになつた。単極の形は“純粋”の形をあらわす,すなわち,あまり非定型の様相を示さないから,この場合には“非定型精神病”についてのべえない。それゆえ著者はこの疾患群から目を転ずる。一方の側のそううつ病と他方の側の分裂病との間にある形はとくにZykloide PsychosenすなわちMotilitätspsychose,Verwirrtheitspsychose,Angst-Glücks-Psychoseを包括している。
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