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文献詳細

雑誌文献

精神医学3巻4号

1961年04月発行

文献概要

研究と報告

Chlordiazepoxideの使用経験

著者: 高橋良1 小林暉佳1

所属機関: 1東京医科歯科大学神経精神医学教室

ページ範囲:P.289 - P.296

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Ⅰ.まえがき
 1946年myanecin(3-orthotoxyl-1-2-propanediol)がBerger and Bradley1)により発見され,以後多くの臨床報告によつて,有効かつ安全な筋肉弛緩剤として広く普及されてきた。
 さらに1950年Ludwig and Piech2)はpropanediol誘導体として新たにmeprobamate(2・2-methyl-n-propyl-1・3 propanediol dicarbamate)を合成した。以後幾多の臨床報告例によつて本剤が視床に対する選択的な作用を有し,自律神経系に影響を与えないことがわかり,主として神経症患者の緊張,不穏,疲れやすさ,振戦,頭痛,不眠などに対して有効な結果がえられることが知られている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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