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研究と報告
Megimideによる脳波賦活の問題点—第2報 正常群を中心としての検討
著者: 柄沢昭秀1 遠藤四郎1 川尻徹1
所属機関: 1慈恵会医科大学精神神経科教室
ページ範囲:P.601 - P.605
文献購入ページに移動脳波賦活剤としてのMeglmideの使用がさかんになるにともない,これに関しての研究業績も多く発表されてきたが,非てんかん者とくに正常人を対象とした本剤の脳波賦活効果についての検討はまだあまりなされていない。われわれは疾患群を中心とした既報の研究成績1)から,非てんかん群においてもMegimideによりかなり低閾値で脳波上に発作波型の賦活される場合があることを知り,てんかんの鑑別診断上その基準となる賦活閾値は従来漠然と考えられていたよりもさらに低値におくべきではないかという印象をうけた。そこで今回はこの問題を含め,Megimideの賦活剤としての性質をより明確に把握するために,対象の中心を正常対照群においたMegimide負荷の影響を,第2報としてここに報告する。
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