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研究と報告
新催眠剤ハイミナールHyminal(2-methyl-3-0-tolyl-quinazolone)の臨床効果について
著者: 桜井図南男1 疋田平三郎1 西園昌久1 牧武1
所属機関: 1九州大学医学部神経精神医学教室
ページ範囲:P.607 - P.611
文献購入ページに移動一般に催眠作用を有する薬剤は
1)バルビツール酸系催眠剤
2)非バルビツール酸系催眠剤
3)プロメタジンのような抗ヒスタミン剤
4)クロールプロマジンのような神経遮断剤
5)モルフインのような鎮痛剤
のいずれかであろう。バルビツール酸系催眠剤の効果は多くの場合,適確であるが習慣性,副作用,覚醒時の不快感などのために必ずしも理想的な催眠剤とはいえない。また,3)4)5)の薬剤は選択的に睡眠障害に対して使われるものではない。
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