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文献詳細

雑誌文献

精神医学3巻7号

1961年07月発行

文献概要

研究と報告

Flumezine(=Fluphenazine)による精神神経症の治療について

著者: 三浦岱栄1 伊藤斉1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部精神科教室

ページ範囲:P.613 - P.617

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Ⅰ.緒言
 Chlorpromazineが精神科領域で使用されて以来,これについで数多くのPhenothiazine誘導体が精神疾患の治療薬として出現するにいたつている。
 そしてPhenothiazine誘導体は一般的には精神薬理的にNeuroplegicaに属するけれども,なおそれぞれの化学構造上Phenothiazine核の都分あるいは側鎖の部分の変化にともなつて臨床的特性のうえから量的または質的な作用が変わつてくることが発見され,患者の精神症状の特徴により,数あるPhenothiazine誘導体の中より適当なものを選ぶことがこころみられるようになつてきた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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