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文献詳細

雑誌文献

精神医学3巻9号

1961年09月発行

文献概要

研究と報告

視空間失認および種々の病巣発作(右頭頂後-頭葉症候群)を呈した1例

著者: 大橋博司1 木村敏1

所属機関: 1京都大学精神医学教室

ページ範囲:P.785 - P.789

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 ここに報告する症例は右中大脳動脈領域の血管性障害(おそらくThrombangiitis dbliterans)により視空間失認と種々の病巣発作をきたしたものである。最近の臨床脳病理学の主要テーマが大脳半球優位の問題とか右半球症候群などに集中しているので,本例もそれに関連して報告するわけである。本症例との類似例としてはわれわれがすでに報告した視空間失認の数例や,さらに最近本誌に記載された浅野らの症例,井村らの症例をあげることができる。これらの症例との異同についてはのちにふれる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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