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文献詳細

雑誌文献

精神医学30巻10号

1988年10月発行

文献概要

短報

精神分裂病症状を示したADDの1例

著者: 加藤雅人1 野本文幸1 町山幸輝1

所属機関: 1群馬大学医学部神経精神医学教室

ページ範囲:P.1155 - P.1158

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I.はじめに
 Attention Deficit Disorder(ADD)の青年期における精神症状あるいは行動異常としては過活動,不安,不機嫌,気分易変,衝動性,対入関係の障害,などが知られている12)。しかし分裂病様症状の報告は少ない。今回我々は,幼少時にMinimal Brain Dysfunction(MBD)と診断され,青年期に精神分裂病症状を示した1症例を経験したので報告する。なお,ADDはDSM-Ⅲ1)で新しく登場した用語で,従来のMBDにほぼ相当するが,本症例はADDの診断基準を満たすものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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