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短報
精神分裂病症状を示したADDの1例
著者: 加藤雅人1 野本文幸1 町山幸輝1
所属機関: 1群馬大学医学部神経精神医学教室
ページ範囲:P.1155 - P.1158
文献購入ページに移動Attention Deficit Disorder(ADD)の青年期における精神症状あるいは行動異常としては過活動,不安,不機嫌,気分易変,衝動性,対入関係の障害,などが知られている12)。しかし分裂病様症状の報告は少ない。今回我々は,幼少時にMinimal Brain Dysfunction(MBD)と診断され,青年期に精神分裂病症状を示した1症例を経験したので報告する。なお,ADDはDSM-Ⅲ1)で新しく登場した用語で,従来のMBDにほぼ相当するが,本症例はADDの診断基準を満たすものである。
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