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文献概要
追悼 高橋良教授を悼む
高橋良教授を惜しむ
著者: 島薗安雄1
所属機関: 1国立精神・神経センター
ページ範囲:P.1381 - P.1382
文献購入ページに移動 還暦を過ぎたといっても,なお働き盛りの高橋良教授が早々とこの世を去られたことを大変残念に思う。今年の夏前は殊更元気で,大いに張り切っておられただけに,急に消えてしまわれたという感じがひとしお強い。
高橋教授は多方面に忙しく働いておられたが,その中で一番印象に残るのは国際的な活動である。特にWHO精神保健部門における,わが国を代表する研究者として活躍し,海外の学者達から深い信頼を受けておられた。その結果,1979年には,当時在職しておられた長崎大学が「機能性精神病に関する研究協力センター」の指定を受けた。その開所式には私も招かれて参加したが,センターを象徴するフラッグを挙げて胸を張っておられた高橋センター長の颯爽とした姿が,今でもありありと目に浮ぶ。
高橋教授は多方面に忙しく働いておられたが,その中で一番印象に残るのは国際的な活動である。特にWHO精神保健部門における,わが国を代表する研究者として活躍し,海外の学者達から深い信頼を受けておられた。その結果,1979年には,当時在職しておられた長崎大学が「機能性精神病に関する研究協力センター」の指定を受けた。その開所式には私も招かれて参加したが,センターを象徴するフラッグを挙げて胸を張っておられた高橋センター長の颯爽とした姿が,今でもありありと目に浮ぶ。
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