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巻頭言
幕張でのおもい
著者: 佐藤壱三1
所属機関: 1千葉県立衛生短大
ページ範囲:P.118 - P.119
文献購入ページに移動 昨年3月,母校の教授職を無事退き,今千葉市の西,幕張にある県立衛生短期大学で精神医学と一つ距離をおいての日々を送っている。
この大学のあるところは,戦後も久しい間遠浅の海であった。ひき潮の時,浜の砂には貝があふれ,のどかな詩情にみちた地であった。今そこは広大な陸地となり,その上を縦横に高速道路,あたらしい鉄道が走り,海辺は遠くなった。やがてここにも高層ビルが立ちならび,第何番目かの副都心になるという。
この大学のあるところは,戦後も久しい間遠浅の海であった。ひき潮の時,浜の砂には貝があふれ,のどかな詩情にみちた地であった。今そこは広大な陸地となり,その上を縦横に高速道路,あたらしい鉄道が走り,海辺は遠くなった。やがてここにも高層ビルが立ちならび,第何番目かの副都心になるという。
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