icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学30巻2号

1988年02月発行

短報

Haloperidolによると思われる薬物性肺臓炎を呈した分裂病の1例

著者: 佐藤武13 木谷崇和2 武市昌士13

所属機関: 1佐賀医科大学精神医学教室 2国立嬉野病院内科 3友朋会嬉野病院

ページ範囲:P.203 - P.206

文献概要

I.はじめに
 近年,薬物治療の著しい進歩があり,多種の薬物が開発生産されるに伴い,副作用の出現頻度が増し,副作用の種類と内容も複雑多岐にわたってきている。
 精神科領域においても,種々の臓器に及ぼす影響が数多く報告されているが,中でも呼吸器系の副作用については,本邦では従来あまり注目されていない。最近,抗うつ薬のdothiepinによる線維性肺炎の報告6)が英国の専門誌に掲載され,精神科領域においても薬物誘起性肺疾患の問題が取り上げられているが,抗精神病薬による薬物性肺臓炎の報告は,筆者らが調べた限りでは本邦並びに諸外国においてない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら