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研究と報告
Rud症候群の1例—精神症状を中心として
著者: 大島浩伸1 皆川正男1
所属機関: 1社会福祉法人毛呂病院精神科
ページ範囲:P.563 - P.568
文献購入ページに移動 抄録 非常にまれな疾患であるRud症候群と小児期に診断された症例が10年後の現在,特異な精神症状を呈しているので報告した。
症例は23歳の男性で当院皮膚科受診中に家庭内暴力等を主訴として精神科を受診した。てんかん発作は現在認められず,知能指数は47である。様々な精神症状の発現については,知的発育障害とそれに伴う未分化な人格構造を基盤とした反応様態と考えられた。
症例は23歳の男性で当院皮膚科受診中に家庭内暴力等を主訴として精神科を受診した。てんかん発作は現在認められず,知能指数は47である。様々な精神症状の発現については,知的発育障害とそれに伴う未分化な人格構造を基盤とした反応様態と考えられた。
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