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文献詳細

雑誌文献

精神医学30巻5号

1988年05月発行

短報

急性薬物中毒によるアルファ昏睡に紡錘波の出現した1例

著者: 西岡和郎1 粉川進1 太田龍朗1

所属機関: 1名古屋大学医学部精神医学教室

ページ範囲:P.589 - P.591

文献概要

I.はじめに
 近年,急性薬物中毒によるアルファ昏睡の予後は良好とする報告がみられる。われわれは三環系抗うつ薬と抗不安薬による急性薬物中毒の結果,紡錘波の出現するアルファ昏睡に陥ったが後遺症なく回復した症例を経験したので,経時的に記録した脳波所見を中心に報告し,アルファ昏睡の予後,脳波の性状について考察を加えたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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