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文献詳細

雑誌文献

精神医学30巻6号

1988年06月発行

文献概要

研究と報告

精神分裂病患者の血清中の単純ヘルペスウイルス1型に対する抗体について

著者: 堀田直樹1 鳥羽和憲2 内田清二郎3 荻野忠1 加藤伸勝1

所属機関: 1東京都立松沢病院精神科 2横浜市立大学公衆衛生学教室 3東京都精神医学総合研究所精神薬理

ページ範囲:P.643 - P.648

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 抄録 精神分裂病患者243名と対照群314名の血清中の単純ヘルペスウイルス1型(HSV 1)抗体を中和法で測定し,その陽性率及び平均抗体価を比較した。陽性率は加齢に伴って増加し40歳台以上では精神分裂病患者でやや低い傾向を示し,陽性者のみの平均抗体価もやはり加齢に伴って徐々に増加し,精神分裂病患者の全年齢群で対照群よりやや高値を示したが,有意差は認められなかった。さらに精神分裂病群を病型別に細区分して対照群と比較したが,有意差は認められなかった。
 次いで,精神分裂病とウイルスとの関連について文献的に考察を加えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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