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短報
多剤乱用を伴ったブロン依存症の1例
著者: 小林一弘1 牛見豊1 鈴木康夫1
所属機関: 1浜松医科大学精神神経科
ページ範囲:P.653 - P.655
文献購入ページに移動近年,若年層から青年層に,薬物依存,乱用者が増加しており,社会問題となっている。中でも鎮咳剤SS-BRON®(以下ブロン)については厚生省が行政指導に乗りだし,日本薬剤師会は自主規制措置をうちだしているが8),乱用を防止できないのが現状である。今回,我々は多剤乱用から離脱症状を呈する程の重篤なブロン乱用に至った症例を経験したので,若干の考察を加え報告する。
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