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文献詳細

雑誌文献

精神医学30巻6号

1988年06月発行

文献概要

短報

Sulpirideが有効であったphenytoinにより誘発されたoral dyskinesiaの1例

著者: 瀬尾崇1 元村直靖1 今津好秀1 堺俊明1

所属機関: 1大阪医科大学神経精神医学教室

ページ範囲:P.656 - P.658

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I.はじめに
 Phenytoinは抗けいれん薬として広く用いられている。てんかん治療における血中濃度は10〜20μg/mlが適当とされ,これを越えると中毒症状がでやすいといわれている。中毒症状としては,小脳失調,眼振,構音障害,意識障害などがよく知られているが,稀にdyskinesiaなどの不随意運動を示すことが報告されている15)。今回,我我はphenytoinによって発症したと思われるoraldyskinesiaの1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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