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心因性障害を疑われたCNS-SLEの1例—123I-IMP-SPECTにより局所脳血流量低下が確認されたもの
著者: 森宏明1 鈴木康夫1 大瀧和男1 水野明典1 大原健士郎1
所属機関: 1浜松医科大学精神神経科教室
ページ範囲:P.813 - P.816
文献購入ページに移動精神神経症状を伴うSLEはCNS-SLE(central nervous system involvement in systemic lupus erythematosus)と総称されている。その発現機序の解明のために頭部CT scanや脳シンチの研究は行われているが,局所脳血流シンチの研究はほとんど行われていない。今回われわれは当初は脳波,頭部CT scanでは異常が認められず心因性障害が疑われたSLEの症例に対してIMP-SPECTによる局所脳血流シンチを施行し,局所脳血流量低下を確認した。IMP-SPECTは今後CNS-SLEの脳病変に関する研究に有意義であると思われたので若干の考察を加えて報告する。
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