icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学30巻7号

1988年07月発行

文献概要

短報

心因性障害を疑われたCNS-SLEの1例—123I-IMP-SPECTにより局所脳血流量低下が確認されたもの

著者: 森宏明1 鈴木康夫1 大瀧和男1 水野明典1 大原健士郎1

所属機関: 1浜松医科大学精神神経科教室

ページ範囲:P.813 - P.816

文献購入ページに移動
I.はじめに
 精神神経症状を伴うSLEはCNS-SLE(central nervous system involvement in systemic lupus erythematosus)と総称されている。その発現機序の解明のために頭部CT scanや脳シンチの研究は行われているが,局所脳血流シンチの研究はほとんど行われていない。今回われわれは当初は脳波,頭部CT scanでは異常が認められず心因性障害が疑われたSLEの症例に対してIMP-SPECTによる局所脳血流シンチを施行し,局所脳血流量低下を確認した。IMP-SPECTは今後CNS-SLEの脳病変に関する研究に有意義であると思われたので若干の考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら